それは実在した!?ロッキー山脈の鳥の巣から見つかった「妖精の骨」

2017年にアメリカのロッキー山脈にて「妖精の骨」が発見されたというニュースが注目を集めた。

発見者はノースカロライナ州在住の男性で、彼はロッキー山脈を散策中にハヤブサの巣を見つけたという。覗いてみたところ、ヒナも親鳥もいなかったのだが、代わりにこの小さな小さな人間の骨らしきものが入っていたというのだ。

問題の骨は人間の手のひらに乗るくらいの大きさながら、頭蓋骨と細い背骨、あばら骨が存在している事が解る。この写真がネットに出回ると「小人の骨では」「妖精の骨だ」という意見が次々と寄せられた。さらにはこの骨の化学分析も行われたそうで、画像を上げた男性からも「化学分析の結果、本当に何らかの生物のものだという結論が出た」という書き込みが出てきて、妖精や小人は実在したと話題になった。

関連記事
Mystery Cornish Pixie Remains Discovered in Bird of Prey Nest

しかし、この事実は本当なのだろうか。

実はネットで情報を探してみると、まったく同じような「妖精の骨」が2015年3月にイギリスのコーンウォール地方で発見された、というニュースが存在していたのだ。




そのニュースでは鳥の巣から小さな骨を取り出す様子が動画で撮影されており、前述の「ロッキー山脈で発見された妖精の骨」はこのニュースをもとに考えだされたものである事が伺える。さらに、動画の鳥の巣も2012年に個人が設置したものである事を示すWEBサイトのデータが存在しており、「たまたま野山を散策していて見つけた鳥の巣から、妖精の骨が見つかった」という話自体が創作である可能性が出てきてしまうのだ。

では問題の「妖精の骨」は何だったのか。

実は、この骨はイギリス在住のアーティスト、ダン・ベイン氏による作品であり、2007年にエイプリルフールのいたずらとしeBayのオークションに出品されたものだった。

一連の騒動はオークションで首尾よく彼の作品を手に入れられた人たちによるイタズラだったと見るのがいいだろう。ちなみにダン・ベイン氏は他にも有名な「妖精のミイラ」等の作品を作成し、公開している。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Mystic Menagerie YouTube

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る