90年間行方不明だった船「コトパクシ号」、衝撃の真実は…やられた!

以前、アトラスでは1925年に、船舶や飛行機が消失してしまうことで知られているバミューダ海域にて消息を絶った輸送船コトパクシ号について紹介した。

記録によれば、コトパクシ号は32人の乗組員と340トンの石炭を積み、1925年にアメリカはサウスカロライナ州チャールストンからキューバのハバナに向かって出航。だがその後行方不明となり、再び発見されたのはなんと90年後の2015年5月16日の早朝だった。

そして、船はキューバ沿岸に漂着したのだが、その時の様子は船全体が錆に覆われ、まるで幽霊船のような姿だったという。




その後、海洋生物学者や難破船探検家のマイケル・バーネット氏を含む研究者チームがフロリダ州セントオーガスティン沖の海域でこの船の遺物と思われるものを発見することに成功したと発表。設備が整っておらず、満足なメンテナンスを行っていなかった状態で突然の天候悪化に対処しきれず、遭難したのではという見解が出されていた。

関連記事
バミューダトライアングルで90年行方不明、コトパクシ号の謎が解明?

だが、ここにきて一連の「90年間漂流し続けてきた船」について大きな疑問符が出てきた。そもそもこの情報はWebニュースサイトWorld News DailyReportの2015年5月の記事が初出だった。




このWorld News Daily Reportというサイトは、娯楽のために風刺を交えた架空の記事を公開している偽のニュースWebサイトだったのである(日本で言うなら虚構新聞が近いか)。この事はサイトの免責事項欄にも記載されている。

では、あの難破船の写真や詳細はどこから来たのかというと、どうも最近の難破船のフリー画像を用いていたようなのだ。世界中で衝撃をもって受け止められた「90年間難破していた船」のニュースは、ふたを開けてみれば単なる創作、つまりフェイクニュースでしかなかったようだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©amandabhslater

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る