
先日、インドにて非常に奇妙なコウモリに似た生物が発見、姿が撮影されるという報告があった。
問題の生物はインドのケララ州とタミルナードゥ州の境で発見されたものだそうで、枝からぶら下がり大きく皮膜を広げているものとなっている。しかし、その姿はコウモリにしては大きく、また動物にしては毛が異様に少ないものだった。
特に体や翼にはほとんど毛が生えておらず、まるで毛の無いサルか人間の子どものようである。また、翼の構造もコウモリとは全く違う。コウモリの場合は長く伸びた指の間に皮膜が存在するのだが、今回の生物は腕や指が湾曲した状態で皮膜と繋がっており、飛行は不可能なようにも見える。
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Hybrid bat
果たして、この生物の正体は何なのか。
ネット上ではこの生物について「コウモリと人間のハイブリッド生物」「皮膜のあるエイリアンなのではないか」など、様々な意見が飛び交っていた。
だが、真相はあっけないものだった。こちらはイタリア人アーティスト、ライラ・マガヌコ氏の作品で、ソフトシリコンを用いてリアルに作られた一種のフィギュアだったのだ。以前アトラスで紹介した「狼男の赤ちゃん」と銘打たれたリアルな人形と同様に考えて頂ければ幸いである。この時もあまりにリアルな造形だったため、本当に奇妙なクリーチャーが出現したのか、と考えてしまう人が多かったようだ。
なお、彼女の作成したこの生物は、「アドレナリーナ・プロジェクト(Adrenalina Project)」というアートコンテストに出品された作品でもある。
彼女のサイトや動画では、今にも動き出しそうな作品の姿を見る事ができるので、気になる人は見てみてはいかがだろうか。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Laira Maganuco YouTube