
UFO遭遇事件の中には、何年経っても真相が明らかにならないものも存在している。オーストラリアで1993年に発生したケイヒル夫妻の事件もその一つだ。
同年8月7日の夕方、アンドリュー・ケイヒルとケリー・ケイヒルの夫婦はメルボルンのナレ・ウォーレンにあるベルグレイブ・ハラム・ロード沿いに建つ友人の家まで車で向かっていた。道中、妻のケリーが道路脇の小牧場にこれまでに見た事がない6つの円形のオレンジ色に光るライトがあるのを発見した。
その時は何も起きなかったものの、数時間後に友人宅を出た夫婦が再び同じ道を通ったところ、今度は昼間に目撃したライトが道路の上空に浮かんでいる事に気がついた。
ケリーは「近づくにつれ、光っていたものが何らかの乗り物の側面にある窓だった事に気がつきました。その後ろに人らしき影があったのも確認しています」と証言している。
その後、夫妻の車が近づいていくと、物体は信じられないほどの速度を出して飛び去っていき、少し先にある小牧場まで移動した。ここで、夫妻の記憶はプッツリと途切れている。ほんの一瞬だったが、夫妻が気づいた時には数百メートル先に移動していたのだという。
その後退行催眠を受けた夫妻は、自分たちが一度車を降りた事を思い出した。二人はライトの正体を確かめるために車から降りて近づいたところ、背が高い奇妙な人物と遭遇。その人物は手にした機器で夫妻に謎のエネルギーを照射していたことを「思い出した」のである。
荒唐無稽な話に聞こえるが、夫妻の証言を裏付けるように、同じ日にそう離れていない場所で同様のUFOを目撃したという証言者が複数現れたのだ。
夫妻は本当にUFOを目撃し、エイリアンと遭遇していたのか。真相は未だに明らかになっていない。
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(飯山俊樹 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©praufo YouTube