中世の人も知っていた!?14世紀の写本にヨーダにしか見えない人物が

昔の文献や古代の壁画を見ていくと、当時には存在しなかったはずの機械が描かれていたり、現代の人でしか知り得ないような内容が記されている事がままある。

それを念頭においてこの絵を見てほしい。

ページの中に飾り枠があり、鮮やかな色で蔓草などの装飾が入れられている。飾り枠の上部中央には、赤いローブを着た一人のキャラクターがたたずんでいる。修道士の格好のようにも思えるが、全身が緑がかったグレーで尖った大きな耳、普通の生き物とは違う形状の手・・・そう、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場するヨーダに酷似しているのだ。

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Yoda from Star Wars really existed in the Middle Age

この本が現代のものであれば、モデルにしたキャラクターでも登場したのかと思えてしまうが、こちらは1300年から1340年の間にフランスで作成された、ローマ教皇グレゴリウス9世が発した教令を記した『スミスフィールド教皇教令集』の写本。つまり、スター・ウォーズシリーズが作られるより6世紀も以前の本なのだ。




この絵を発見したのは大英図書館の歴史家ダミアン・ケンプ氏とマリア・L.ギルバート氏である。彼らは大映図書館の様々な文献の中から、興味深い変わった生物の挿絵を探し出してネットで公開したところ、ヨーダそっくりのこちらのキャラクターが大きな反響を得たのである。

ちなみに、ヨーダが描かれているページには旧約聖書の登場人物である『サムソン』に関する物語が記されている。そのため、物語に登場するキャラクターを描いたものではないかと考えられているが、今のところ正体は不明だという。

先日、アトラスでは「森の中から現れたヨーダそっくりの生物を目撃した」という家族連れの話を紹介した。もしかすると、ヨーダは架空のキャラクターではなく、昔から生息していた種族なのかもしれない?

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©tutovarieties YouTube

 

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