
以前、アトラスではとある奇妙な人型生物が荒野を歩いていく様子が捉えられた、と報告した。
2007年、ネイティブアメリカンであるナバホ族の準自治領であるナバホ・ネイションにて、荒野を奇妙な人型生物が横切っていく様子が撮影された。
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大きさは2メートルほどか、成人男性より大きいように思われる。全身は白いが、顔や手足の先が黒くなっているように見える。手足は細く、特にだらりと下がった腕は地面につきそうなほど長い。背中がほぼ直角に曲がって見えるほどの極度な猫背であるのも特徴的だ。
この人型生物はひょこひょこと体を動かしながら、ゆっくり先へ進んでいく。しかし、途中にある大きな茂みの影に入った所で姿を消してしまうのだ。
果たしてこの人型生物は何なのか。
一説には現地のナバホ族に伝わる「スキン・ウォーカー」を捉えたものではないかといわれていた。スキン・ウォーカーは、ネイティブアメリカンの伝説に伝わる姿を変える力を持つ化け物で、普段は人間に化けてとけ込んでいるが、獣の皮を被って動物に姿を変えることもできるというものだ。
確かにこの生物の姿も不格好に人間をまねたような姿である。
以前の記事では動画に対する検証が行われている、と締めくくったが、実際に検証した結果も出ていたようだ。この動画はあえてピクセル数を落として劣化させており、また人型生物に焦点が当たった状態でスタートしているため、記録動画としての体をなしていない。
それ故にどれだけ手が加えられたものかも解らない状況となっているのだ。画像を分析した映像の専門家は、この動画の人影を「実際の動画を劣化させた上に描き込まれたアニメーションにすぎない」と語る。
結論的には背景からスポイトで色を取り、風景になじませながら「荒野を歩く奇妙な人物」を追加した可能性が高いようだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)