二つのサイレンを頭に据えた、巨大な怪人「サイレンヘッド」

青空の下、古い墓地の中に奇妙な構造物が存在している。赤茶けた人型で、頭部には巨大なサイレンが二つ。田舎などで今でも見られる公共放送用のサイレン塔のようだが、人型の部分は有機的なものであるという。

初めて目撃し、撮影に成功した人によれば、この巨大な人型の物体は古い墓場からゆっくりと立ち上がり、奇妙な「声」を発しながら彼らの方に迫ってきたという・・・。

2018年頃より、海外を中心に目撃例が増えているという謎の怪人UMAが「サイレンヘッド」だ。身長12メートル、まるで錆びた鉄骨でできた造形物のようだが、ちゃんと生命体であり長い手の先にはかぎ爪、頭部のサイレンの片方には中に人間そっくりの口があるという。

関連動画
Siren Head- Horror Short Film

この「口」は遭遇者の死亡する日時を秒単位で喋ったり、謎の会話の断片やクラシック音楽、通常のサイレンに似た音を発するという。普段は森の中や人里離れた場所でたたずんでいるそうだが、獲物を見つけると高速で駆け寄ってきて襲ってくるという。

ネット上にはこの怪人UMAに遭遇した人の撮影した写真や動画が上げられており、様々な体験談が寄せられている。機械と人間を融合したような見た目も相まって、非常に不気味なUMAといえよう。

・・・ともっともらしい事を書いたが、怪人UMA「サイレンヘッド」は全くの創作である。アメリカ発の怪人UMAである「スレンダーマン」しかり、不気味な写真画像と体験談付きでネットに登場した完全な個人の創作物なのだ。作成者はホラーアーティストのトレバー・ヘンダーソン氏で、彼が自身のTwitterでネタとして2018年8月20日に投稿した写真とツイートが初出となる。

不気味な姿に想像の余地のある奇妙な特徴などが海外で人気を集め、やがてYoutubeやTikTokにもっともらしい動画が投稿された事でどんどん人気を増していった。現在では追いかけてくるサイレンヘッドから逃げる、というホラーゲームなども有志の手によって作成されているようだ。

しかし、完全な創作からスタートしたにも関わらず、中には「本当にサイレンヘッドに遭った」という報告も出てきているのだとか。「スレンダーマン」しかり、本当に良くできた怪談や妖怪は実体化してしまうものなのだろうか・・・?

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Shutter Authority YouTube

 

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