
未確認生物の代表格とも言えるネス湖のネッシー。ここ数年は目撃証言や撮影が相次ぎ、「ネッシー当たり年」とも言える状況が続いていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の関係でネス湖を訪れる人が減少してしまったため、公式に「ネッシーである」と認定される目撃証言は昨年よりは少なくなってしまったようだ。
だが、24時間湖畔を捉えて配信しているライブカメラ経由で、自宅からネッシーを発見したという報告も上がっているとか。
そんなネス湖にて、今年に入って6例目の目撃例が報告された。
8月29日土曜日の午後2時22分、ネス湖畔で働く林業関係者の男性がフォートオーガスタス付近を車で通りがかったところ、沖に奇妙な物体が浮き沈みしているのを発見したのである。はじめは水面下にある岩が顔を出しているだけと思ったそうだが、彼は長年ネス湖付近で間伐などの作業にあたっていたため、奇妙な物体を目撃した地点に岩など存在しなかった事を思い出した。
Tourist makes the seventh Loch Ness Monster sighting so far in 2020 https://t.co/2n1U88CcDm pic.twitter.com/r0ibdMwBKH
— Daily Mirror (@DailyMirror) September 8, 2020
地域のロックダウンも緩和されたため、カヤックで湖に出ている人もいたが、かなり離れたところにいた上に形状も違っていた。そこで彼は車を路肩に停め、観察することにした。
「私が見た物体は1分間に400ヤード、風に逆らいながら湖の真ん中まで移動していきました。ネッシーは長い首をしているそうですが、私が見たものはこぶだけでした。一番大きく背中が出た時の大きさは長さ12フィート、幅4フィートほどだったと思います。淡い灰色の背中はやがて水面下にもぐって消えていきました。私は産まれてずっとこの地域で過ごしてきました。何百時間も湖で過ごしてきましたが、今回のようなものは今まで見たことがありません」
なお、彼が目撃した物体はネス湖のウェブカメラにも捉えられていたという。
別角度から捉えたもののため画面で確認できる大きさはかなり小さいが、確かに証言通り黒い岩のようなものが突き出ていた様子が確認できる。ネッシーを目撃し、撮影したという証言は多いが、ウェブカメラから別角度で記録されたというのは珍しいケースといえるかもしれない。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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