2020年9月8日に放送された、夕方のニュース報道番組『Nスタ』（TBS）で放送事故のような場面が発生したと話題になった。
この日は17時30分ごろ、俳優の伊勢谷友介が大麻所持の容疑で現行犯逮捕されたとニュースが飛び込んできた。人気俳優の突然の逮捕に対して、他局のニュース番組も同様に速報扱いでこの事を報じていた。
この速報の際、もっとも混乱していた番組が『Nスタ』だったようである。
番組メインキャスターの井上貴博TBSアナが、警視庁記者クラブにいる同社の高橋舞衣記者へと中継を繋いだときだった。
すると、この時点では伊勢谷逮捕に対する情報がなにやら錯綜していたのか、高橋記者は何枚かの紙をバサバサさせながら、「えーと…」とつぶやきながら、まるで本番前のリハーサルでもしているような画面が全国に流れてしまったのだ。
さらに、高橋記者はよほど慌てていたのか、この時点で外部からの音を拾うためのイヤホンを耳に入れてなく、スタジオにいる井上アナの声も聞こえない状態だったようだ。
このことで、井上アナからは「これは耳つけてないですかね？」「こちら（スタジオ）へ戻してください。不体裁があり申し訳ございませんでした」と謝罪する様子が放送された。
その1時間後、再び警視庁記者クラブの高橋記者へ中継が繋げられ、今度は慌てることなく無事に役目を果たした。
しかし、この後ネット上では「＃Nスタの女性記者さん 慌てすぎ 耳、耳！」「事故った女子アナさんかわいかった」「後輩が慌てる中落ち着いて引き取るやさしい井上アナ」など、多くの好意的なコメントが寄せられていたようだ。
（文：江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ＡＴＬＡＳ編集部）
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