
カナダ、ブリティッシュコロンビア州リナ島ハイダ・グワイの港にて、先週の土曜日の8月29日に奇妙な光景が出現していた。
それは、無数の白い貝殻がなぜかきちんと升目状に並べて置かれている、というものである。
長さは実に100メートルに及び、直線がきちんと交差してこの図形を形作っていることが解る。この光景に出くわし、写真付きでツイートしたスキデゲート首席評議員のビル・ヨバノビッチ氏は、「何年も様々なビーチの様子を見てきましたが、潮がこれほどユニークなことをするのは見たことがありません」と語っている。
One expert suggests the patterns are likely made by humans. But the question then becomes why?https://t.co/yM4HuRrfsP
— Global Okanagan (@GlobalOkanagan) August 31, 2020
この写真は彼が自身のFacebookと地元のFacebookグループに投稿したことで注目を集めることとなった。
あまりに奇麗に並んでいるので、何者かによるいたずらではないかという意見もあったが、それにしては規模が大きすぎるという指摘があった。また、砂浜に潜っていた貝たちがたまたま上に出てきただけではないのか、という指摘もあった。
生物たちがやたら幾何学的な行動を見せることはあるが、彼は「貝は破片になってしまっているものも多く、すべて砂の上に出ていて最近発掘されたようには見えなかった」と証言している。中には「方形波によって流れ着いた貝殻がグリッド状に並べられたのではないか」という意見もあった。
しかし、この説についてはオレゴン州立大学地球海洋大気科学部の波や海流の専門家であるロバート・ホルマン教授が「このような形状が自然に発生する可能性は低い」と地元メディアに語っている。あまりに奇妙な現象のため、「宇宙人のいたずらではないか」という説も出るしまつだった。
はたして、無数の貝を格子状に並べたのは何者なのか?いまのところ、確かな説は出てきていない。
画像@GlobalOkanagan Twitter