
以前、ATLASでは現在放送中の『半沢直樹』(TBS)の世界でも新型コロナウイルスが流行している可能性について触れたが、またしてもこの大人気ドラマにおいて、目を疑うような奇妙なシーンがオンエアされていたと話題になっている。
問題のシーンがあったのは、8月16日に放送された第5話である。
この日の物語からのワンシーンは……立て直し計画中の帝国航空において、何者かが半沢の再建案を事前にリークし、さらにその者が虚偽の再建案をメール送付。半沢はくだんのメールが三重県の伊勢志摩から送信されているを突き止めて伊勢志摩へ直行。メールが送られたと思われるテナントビルへ到着した……だった。
もしかしたら、テナントにいるのは反社会勢力かもしれない。そんな視聴者が息をのむようなスリリングな展開となっていたのだが、肝心なこのシーンで三重県では絶対にありえないものが映り込んでいたのだ。
それはテナントビルの1階にあった眼鏡屋の看板だった。
なんと、そこには「メガネセンター木更津店」とハッキリと小学生でも読める字で書かれてあった。
三重県の伊勢志摩エリアと千葉県の木更津は数百キロクラスで離れている。このことからも、ドラマの中の時間軸とはいえ、いくらなんでもそんな短時間で移動してきたとは到底考えられない。
恐らく、この伊勢志摩の場面は木更津で撮影されたと考えられる。本来であれば、地名などが書かれたものは撮影の前に入念なチェックの後、番組スタッフにより撤去となるはずであるが、今回は何かの手違いでそのまま見落としてしまったのだろう。さらに、編集段階でも見過ごしてしまったに違いない。
たぶん、というか当然、再放送時にはこの場面の修正はされるだろうが、初回OA分を録画している人はぜひチェックしてもらいたい珍シーンである。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』