ウイグル族絶滅危機!?

世界的な大問題になってしまったコロナ禍の中で、中国の少数民族問題にもさらに焦点が当てられている。

かつて中国ではチベット騒乱(2008年)やウイグル騒乱(2009年)など、それ以前からも漢民族と少数民族との間に確執が起きていた。いずれも宗教や文化の違いが原因であり、同化政策への不満や反発によるものだ。

現在、新疆ウイグル自治区に住むウイグル族の大半はイスラム教スンニ派である。彼らはテロリスト予備軍扱いを受け、常に監視下にあり収容施設に入れられる。

中国語が話せず低学歴でも就業機会が与えられるように教育を受けることを理由に収容される者もいれば、中には身に覚えのない罪を着せられ強制収容されることも多々あるようだ。




ウイグル族のイケメンモデルであるマーダン・ギャパーさん(31歳)も、その1人として強制収容されている。彼は大麻販売容疑で2018年に逮捕されたが、濡れ衣とされている。コロナ騒動により収容者全員マスクに黒いフードをかぶせられ、手錠と足枷で繋がれ狭い部屋へ50~60人も押し込められている。

ギャパーさんと他数人に、37度以上の熱があったことから部屋を移された。そこでは、ひどい拷問を受けているような声が聞こえてきたそうだ。その数日後に、「感染流行管理センター」に移され独房に入れられた。そこでは看守に見つからないように、携帯電話での撮影ができるようになったのだった。

服は汚れ体中からシラミが湧いていた。左手首が手錠でベッドと繋がれており、足首は痛々しく腫れあがっていた。床に落ちていた文書には、13歳の子に悔い改めと降伏をさせる内容が綴られていた。

ギャパーさんが動画を撮影していたのは2020年2月頃だったが、それから数日で消息が不明となってしまった。彼の身の安全も非常に心配である。

関連動画
中国の収容所、ウイグル族のモデルが内部を撮影

これまで収容された人数は、他の少数民族も含め100万人以上に上る。収容者の毛髪は、カツラやウィッグとして大量生産にまで利用されている。

彼らは毎日拘束され洗脳を受け、わずかでも意に反することをしてしまえば無事ではいられなくなるのだ。親と引き離され「児童シェルター」に収容された、ウイグル族の子供の数はなんと50万人はいるとされる。

新疆ウイグル自治区では2017年から「産児制限違反の取り締まり強化」により、2015年~2018年の3年間で人口増加率が84%も下回ってしまった。以前から中国で実施されていた「一人っ子政策」が2015年に緩和されたにも関わらず、ウイグル族は逆に人口削減されている。




なんと2018年に中国でIUD(子宮内避妊器具)装着した女性の80%は、新疆ウイグル自治区居住者で強制的にされたのである。彼女達が許可なくIUDを外せば逮捕されてしまうのだ!

子供は2人までと決められているが子供を3人生んでしまったことにより、多額の罰金を払わされただけでなく強制的に避妊手術まで受けたウイグル族女性(38歳)もいた。全身麻酔による手術で永久に妊娠できない身体にされてしまったのだった。(2018年)

カザフスタン出身のウイグル族女性まで、2017年新疆に仕事理由で滞在しただけで拘置所に連れ込まれてしまった。15ヶ月間、同じ部屋に女性20人くらいで拘束されていた。

10日ごとに中庭に出て裸にされ看守の前でスクワットを強要されたり、性的暴行を受けたり暴言を吐かれたりしていたのだ。拘置所で薬物を投与され、生理が来なくさせられた女性達もいた。

もはや単なる洗脳や支配という領域を超えた完全なる人権侵害である!!中国政府はこれらの事実を否認し、正当化しようとしている。想像を超えた恐ろしい現状である!

少数民族特有の希少価値ある貴重な文化が根絶やしにされるどころか、もはや彼らは絶滅にまで追い詰められた状況下に置かれてしまっている!!

居場所を奪われてしまった彼らに、一刻も早く自由と人権が取り戻されなければならない。

(ふりーらいたー古都奈)

画像&動画©BBC News Japan YouTube

参考サイト

BBC NEWS|JAPAN ウイグル族のモデル、中国の収容施設から動画 BBCが入手
CNN.co.jp 中国政府による強制不妊と虐待、ウイグル女性が語る「地獄」
Newsweek ウイグル人根絶やし計画を進める中国と我ら共犯者
FNNプライムオンライン 取材困難・・・中国の“超敏感エリア”新疆ウイグル自治区に行ってきた 多くの日本人が誤解していること

 

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