小惑星オウムアムア、水素氷山でもなかった?二転三転するその正体

我々の太陽系とは別の銀河から飛来した小惑星「オウムアムア」。

葉巻型をした小惑星で現在は既に太陽系からも遠く離れたところへ飛んでいってしまっているが、現在もこの奇妙な天体に関する研究は継続して行われている。

今年の6月にはオウムアムアがただの小惑星ではなく「水素が氷となったもの」である「水素氷山」という非常に珍しい物体である可能性が提唱されていたが、ここに来て再びオウムアムアについて新たな説が出てきた。

関連記事

小惑星オウムアムアは非常に珍しい「水素氷」だった!?




ハーバード大学と韓国天文宇宙科学研究所(KASI)の科学者による新しい研究論文によれば、もし「オウムアムアが水素氷山だった場合、深宇宙から太陽系までの距離を移動しきれなかったはず」としており、水素氷山の仮説についてを疑問視している。

研究共著者のAvi Loeb教授は「水素氷山は蒸発が速すぎる点と、また分子雲の中で形成される年月が数億年となる可能性があるため、太陽系まで到達できないのではないかと疑っていました」と語る。

また、KASIの研究主執筆者であるThiem Hoang氏は「分子雲の中に最初にミクロンサイズの粒子を形成することができれば、最終的にkmサイズの水素氷山が形成されるかもしれません。しかし、しかし、ガス密度が高い場合はその衝突加熱により、粒子上の水素が急速に昇華して成長が阻害されてしまいます」と述べる。そのため、水素氷山が形成され、内部に熱を有したまま宇宙空間を長い間漂うことは難しいのではないか、ということだ。

謎めいた天体オウムアムアの正体は、いまだ不明のままだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©European Southern Observatory

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る