奇跡か…不幸の前触れか…南イタリアで「血の涙を流すマリア像」発見

人々の信仰対象ではあるが、作られたものにすぎないイエス・キリスト像や聖母マリア像に不思議な現象がおき、「奇跡」とされることは少なくない。

8月3日月曜日、イタリア南部レッチェ県カルミアーノのパオリーノ・アルネザーノ広場にて、自転車で通りかかった地元の少年が、広場に建つ聖母マリア像が「血の涙を流している」のを目撃。この現象はすぐに地元の人々の間に広まり、程なくして大勢の人々が「奇跡の瞬間」を目撃すべく、足を運ぶという事態になった。

この聖母マリア像は今から76年前の1943年9月3日に建てられたもので、大きな石の台座の上に鮮やかに彩色されたイエスを抱くマリア像が立っている、というものである。




ネット上に掲載されている写真や動画には、マリア像の右目から頬にかけて赤みがかった筋が残っており、まるで「血の涙」を流したかのように見える様子がくっきりと映っている。

LA STATUA DELLA MADONNA CHE PIANGE: FEDE E MISTERO A CARMIANO.Il caso attenzionato dalla curia leccese04 Agosto 2020…

Vivere Nello Spirito Santoさんの投稿 2020年8月5日水曜日

人々からは「新型コロナウイルス等で苦難に陥っている人々を見てマリア様が涙を流しているのだ」という説や、「これからもっと不幸な事が起きるのかもしれない」という説など、様々な意見が寄せられているという。

しかし、現地の教会関係者や報道からは冷静な声が上がっている。Sant’Antonio Abate Churchの司祭であるRiccardo Calabrese氏や、ジャーナリストのAndrea Tafuro氏らは共に「現在イタリアを襲っている猛暑の影響ではないか」という説を唱えている。




イタリアも猛暑に襲われており、マリア像の建つ現地では当時40度の気温を記録していたという。その後も何度か涙のあとが発見されているが、いずれも40度超えの気温を記録した時に確認されているため、塗料などの何らかの物質が溶けて流れたのではないかという説が出てきているようだ。

地元の新聞Repubblicaはレッチェの司教、ミケーレ・チェッチャ氏と教会が今回の事件を調査することを発表したと報じている。聖母マリアの涙は奇跡なのか、それとも気温上昇による変わった現象にすぎないのか。結果が気になる所だ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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