【実録】芸能界の『サドマゾキズム』

SM者のプライド……とは

前に芸能界のスカトロジーの方々について書いたら、「他にもっといるだろ」とか、「スカトロを書いたんだから今度はSMについて書け」などといわれたので書くことにする。

スカトロとSM(サディズムとマゾヒズム )は近縁にあるようではあるが、一部の熱心な愛好者などはこれを否定している。つまり、黄金や聖水を好むのと、打たれたり吊るされたりすることとは、次元が違うものだというのだ。

まあ、正論なのかもしれない。SMにスカトロが付属するのは、それによって辱めを与えるのと与えられるという部分であり、決して黄金や聖水に直接に愛好心を持っているからではないというわけだ。

この手の性癖で問題になるのは、同好の士の間の話でなくなったときである。

前回のスカトロの帝王の場合もそうだったのだが、ユーロビートを使って一世を風靡したミュージシャンのXと、彼に見いだされて歌姫となったYとの関係などかなり悲劇的な結末を迎えている。

Yは心神喪失になり、かなり重い薬物依存状態になってしまっていた。やはり偏りすぎた性癖の強制は無理を生じるのだろうか。

Sの王様

「でもね、偏った者同士でもさ、当人たちは了解していても大変なことってあるのよ」と、教えてくれたのは六本木界隈の事情に詳しいヤバ目の女性であった。

「去年に閉店しちゃったけれど、六本木に『B』ていう、その世界では有名なSMバーがあったのよ。そこじゃあ絶対に表じゃ言えない超有名な顔ぶれの芸能人が、SMプレーに勤しんでいたの。あとはね、こっちは東麻布のSM専門のラブホテルの『アルファイン』かしらね」

 そっちなら知っています。ロシア大使館のある狸穴の裏手にあるアメリカンクラブの坂の下ですね。

「あら、詳しいわね」

 実は学生時代、アメリカンクラブでアルバイトをしていたことがあって、その時この坂下の黒い建物はいったい何んなんだろう?って、いつも思っていました。

「あそこね、全国からそのためだけにお客さんが来るのよね。それはいいんだけれど、芸能界でSMの王様っていったら、やっぱり俳優のZさんよねえ」

Zさんとは、NHKの大河ドラマの主演もやったことのある、超大物の演技派俳優である。

 Zさんて、どっちなんですか?S?それともⅯ? 

「S。それも飛び切り起用列なドS」

 うーん、そうは見えないんですけれどねえ。穏やかそうな感じの強い、いい人感満載のベテランじゃないですか?

「あんた、バカ?人の性癖、しかも芸能人の性癖なんて見た目でわからないでしょ。白いグランドピアノひきながら大きいのを食べたりとかさあ。握手会で神対応なんていわれていながら、ローブで縛られてつるされたりとか」 

 まあね……。で、Zさんは、なにをもって王様なんですか?

「激しいの。まあ、一度プレーに入ったら血を見ても終わらないていう激しさでね。本当に流血沙汰なの。パートナーも、もちろんノンケじゃないんだけれど、あんまりスゴくて殺されそうになったりしてさあ、そんときはもう、大騒ぎ」

 警察沙汰にはなってないですね。

「なんとかもみ消してはいるんだけれどね。そのうちいつかホントに殺しちゃうんじゃないかって、言われているのよ」

ああ……。なんでもいいので、人の死だけは勘弁してほしいものである。プレーだというのなら、同好の士で、ほどほどにお願い致したいものである。

(ヴァールハイト及部 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©lucia lasprilla PIXABAY

【著者紹介:ヴァールハイト及部 1968年 横浜市出身 大学卒業後サラリーマン生活を経て、フリーランスとして、映画・ショービジネス界で仕事をしている。芸能界ウォッチーでもある。】

 

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