古代エジプトの「絶叫ミイラ」は心臓発作で亡くなっていた!?

口を大きく開け、まるで叫んでいるように見えたため「絶叫ミイラ」と呼ばれていた古代エジプトのミイラの死因が研究の結果明らかになった、という報告があった。

このミイラはメリトアメンという女性のミイラで、1881年にルクソール市近郊の遺跡デイル・エル・バハリで発見された。なお、同名の人物は多かったため、彼女が何者なのかは特定に至っていない。

メリトアメンの身長は低く約5フィート弱(150センチ代)、彼女の歯は虫歯でいっぱいで、一部の大臼歯は根が腐っていた。体を最新のCTスキャンで調査したところ、広範囲にわたるアテローム性動脈硬化症、血管内に脂肪プラークの沈着物が存在していたことが明らかになった。




この新たな発見により、学者らは彼女が50代に心臓発作を起こして亡くなったのではないかと考えた。しかし、アテローム性動脈硬化は脳卒中や脳血管の閉塞なども引き起こす可能性があるため、彼女の死因はまだ定かではない。

何人かの専門家は、ミイラの口が開いたままであった理由として、彼女が一人で亡くなり数時間誰にも見つからなかったため、死後硬直が始まってあごが悲鳴をあげた時のまま、開いた状態で固まっていたと信じられていた。




しかし、ミイラ化の作業には最大70日かかる。そのため、「顎の周りを包帯で巻いた時、口を閉じた状態に保てるほど十分にきつく巻いていなかった可能性がはるかに高い」と、ウェスタン大学のミイラ研究者であるアンドリュー・ウェイド氏はギズモード紙に語っている。

しかし、顎以外にも彼女の体は異常な位置に保たれ、足を曲げて足首で交差させた状態で硬直していたため、どうやら死後数時間経つまで彼女が誰にも見つけられなかったという理論がさらに裏付けられる結果となった。

今回の研究結果については、エジプトの放射線医学ジャーナルの最新号で詳細が発表されるとのことだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©saf2285

 

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