【ネット騒然】しんちゃん父もテレワーク?アニメの世界もこりゃ大変だ!

2020年7月25日に放送された人気テレビアニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日)の放送内容が話題になっている。
この日の『クレヨンしんちゃん』はいつも通り3つのエピソードが放送されたのだが、このうちの1つが「父ちゃんがテレワークだゾ」だった。
タイトルの通り、この話はしんのすけの父・野原ひろしが自宅でテレワークを行うという内容で、案の定、しんのすけからの邪魔が入るという展開になっていた。
すると、タイミング的にも本作は、新型コロナウイルスの影響によるテレワークを扱った作品だったのでは?と注目され、ネット上では「クレヨンしんちゃんの世界でもコロナが流行しているのか」「アニメの世界にもコロナが…」と大盛り上がりになっていたようだ。
ところが、この放送から数時間後のこと、番組監督であるムトウユージが自身のTwitterで本作が生まれた経緯について触れた。
ムトウによると、テレワークの話は、新型コロナウイルスには関係なく、全くの偶然だったという。
テレワークの話は
去年の末にプロットができて年明けにシナリオが上がりコンテ作業をしてたら
コロナで一気に広がり
リピート放送がなければかなりタイムリーな話になっちゃってましたね
長くやってるとこういう事もありますね#クレヨンしんちゃん— ムトウユージ (@yuji_ultimate) July 25, 2020
クレヨンしんちゃんは放送の数か月前から、プロットや脚本が書かれる。つまり、本作の着想を得た2019年12月の時点では新型コロナウイルスは中国でも(公式には)確認されていなかった。
ということで、今回のテレワークに関するエピソードはあくまでも今回のコロナ禍とは関係なく、「近年注目されている新しい働き方」に着想を得た話だったそうなのだ。
図らずも作り話と実話が一致したわけであるが、それだけクレヨンしんちゃんスタッフの「流行を先見する読み」がスゴいということであり、大人気長寿アニメたる実力を見せつけたエピソードだったようだ。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)