【シアター・モリエールの悲劇】感染を隠している関係者はまだいる!

新型コロナウィルスの感染症の猛威は、読者の皆さんもよくご存じのことだろう。

この伝染病のおかげで、芸能・興行、なかんずくライブを行う音楽と演劇の世界は大打撃を受け続けている。劇場というのはその規模にもよるが、まず密閉空間であり、最新の設備を持つところでなければ空調もあまりよくない。

と、いうか悪いところが多い。だからこの伝染病の広がりとともに、多くのライブ公演が中止をせざるえない状況になってしまったのは、ご存じのとおりである。




このことによる演劇関係者などの困窮の具合は、一般の方の想像を超えたものである。

本業で食べられないからと、やっていたアルバイト、多くは時間とシフトに融通がきく飲食店や水商売、コールセンターなどが、軒並み営業自粛に追いこまれてしまい、もうどうしようかといった悲鳴があがっていた。

だから、緊急事態宣言解除になったとき、世間一般の危惧する声をよそに、続々と催し物が再開をされた。

……結果から言えば、やはりアウトであったようだ。

もう、報道でご存じの方が多いだろうが、新宿区のシアター・モリエールでおこなわれた【『THE JINRO』―イケメン人狼アイドルは誰だ!!】で出演者・スタッフ・観客に感染者が出て、クラスター発生と認定をされてしまった。

「このことで演劇界、小劇場関係者は怒り心頭になっています」

演劇関係者から急いで話を聞いてきた。




「もうねえ、胸ぐら掴んで、この野郎~!状態なんですよ」

 わかります。

「いえ、わかっていないと思います。この【『THE JINRO』―イケメン人狼アイドルは誰だ!!】は、演劇というレベルの物ではなく、イケメンの俳優を並べて、公演終了後に物販とかチェキをとって金を稼ぐ、舞台上のホストクラブみたいなものなんです」

 いかにも芸能界ですねえ。

「そこなんですよ。ただし、まともな演劇じゃあなくても俳優や舞台スタッフたちには仲間同士のお付き合いがあって、多くの芸能関係者がこの劇場にやってきていました。そこで、ちゃんとした感染防止対策もせずにクラスター、それも全ステージで感染者を出してしまった。当然、観に行った関係者も濃厚接触者になってしまいます。そうなると、今度はその人たちが関わった舞台や映画がモロにとばっちりをうけて、休止に追いこまれてしまったんです」

 それはまた大変だ!

「今日になって目黒区のウッディシアター中目黒で上演予定だった『SUNFLOWER』という舞台が、出演者二人が『人狼』を観劇していたため、大事をとって公演中止になりました。でも、影響はこれだけで収まりそうもないのですよ。なかには、金銭的に追い込まれている制作会社やプロデューサーがいて、感染者情報を握りつぶして公演を強行しようとしているんです」

 それはマズいですね。

「演劇関係者たちは、何とか情報を共有してこういうことを阻止しようと躍起になっている最中なんです」




芸能界のグループアイドルの中には、感染者が出たことを隠しているのではないかと、疑われているところが複数あるという(実際、私は既に「出ている」という確証ある話を聞いている)。

演劇界の行動は誠実なものだが、これで本当に感染の拡大が止められるのだろうか……?

シアター・モリエールでの出来事は、あまりにも罪深い【悲劇】なのである。

(ヴァールハイト及部 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Tuan Hung Nguyen PIXABAY

 

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