「しまった!もしかして犬を轢いてしまった」と思ったが…

投稿 ベトベトさん

敏太郎先生こんにちは!ベトナムからメールしています。毎日異国でアトラスラジオを聴いています。

大学4年生の夏の話です。




私は自分の車に乗って国道2号線を西宮方面から神戸に向かって走らせていた。その道中、芦屋川という川がありその川を越えて下りの坂道を走っていた時の事である。

この辺は芦屋市という全国的に有名な高級住宅街である。

私が通過した交差点は「業平」の交差点と言って、万葉歌人で有名な在原業平の名前をとっているそうである。

その交差点の青信号を時速50キロ位で通過して坂道を下っている頃に、いきなり左側の歩道から子グマくらいの巨大な白い犬が国道に走り出てきた。

私はとっさに(これを交わそう)と思ったら隣には並行して車が走っていたのでハンドルを切ることが出来なかった…。

「どんっ」と鈍い音がして犬が俺の車に激突したような感覚がした。そして、その瞬間に(やってしまった)と私は思った。

当たった場所は位置的に言うと車の左前輪の後ろのほうだ。

幸いにも、車が何かを乗り上げるような感覚はなかったので接触だけで済んだらしい。

ただし、私は(しまった、犬を轢いてしまった)と思い、周りの走ってる車を見ると、明らかに自分が何かを轢いてしまったような顔をしている。

窓越しに見ると、隣の車の運転手が親指を立てて「うしろ、うしろ」言ってゼスチャーをしていた。

徐々に速度を落として国道の左肩に車を止めて俺は車を降りた。

そして芦屋市という場所柄、(さぞかし高い犬だろうな)と腹をくくった。




しかし、後ろを振り返ってみても犬の死骸などは見当たらないし、そもそも2車線の道路を何事もなかったように普段通りに車が往来している。

あんなデカい犬が当たったのであれば、弾き飛ばされたとしてもかなり目立つのであるが、歩道側にもそのような形跡は見当たらなかった。

(ひょっとして私の車が巻き込んでるのか?)と、車体の下をこわごわと覗き込んだが、犬の姿を見つけることができなかった。

それどころか車体には血の一滴もついてないし、犬の白い毛も1本もついていなかったのだ。

先ほど激突したと思われる場所まで歩いて確認しに行ったが、そこには血痕もないし犬そのものもなかった。

正直ホッとした思いで私は車に戻った。現場をこのまま去っていいのか迷ったが、タイミング的にこの事故を見たであろう道を歩く人々も俺に全く無関心だったのでその場を去ることにした。

あの音と衝撃は一体何だったのだろうか……?

しかも隣の車のゼスチャーから判断して、同じ光景が見えていたらしい。

近隣の方で同じような体験に遭われた方がいたら教えて欲しい。

(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PatternPictures PIXABAY

 

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