
『虹の橋』伝説
伝説によると、私たちが愛した動物たちが現世に別れを告げると、最後の力を振りしぼって『虹の橋(レインボーブリッジ)』を渡ります。
この橋の向こう側には、仲間たちと走ったり、遊んだり、無邪気に楽しむことができる牧草地や丘など、全ての生き物が心地よく過ごせる広大な土地がそこにあり・・・そして、豊富な食べ物、水、太陽の光があると言われています。
さらに伝説によると、生前に病気、事故、または重篤なケガで苦しい思いをした動物たちは完全に回復し、喜びにあふれているそうです。ただし時々、飼い主のことを思い出して感傷的になることもありますが、私たちが愛した動物たちはとても幸せな来世を過ごしています。
そして、いつか私たちが虹の橋を渡るその日が来るとき、かつて愛した動物たちはそこで私たちに会ったとたん、喜びの声をあげてキスの嵐を浴びせ、その後は二度と離れることはないでしょう・・・
(※下記投稿は2020年9月12日公開のものを再度掲載させていただいています)
山口敏太郎様。毎晩、楽しみに聴いております。まさに私のお耳の恋人。ラジオネームももです。
ナウシカから宝くじまで、バリエーションが広くて付いていくのが大変、どころかどの話題もどストライクなので楽しみ倍増でございます。
先週、中学生のときに一人で見に行き感動したナウシカ、行きました。体調のこともあり、去年の今ぐらいから今年の春ぐらいまでは映画に行ける状況ではなかったので、この時期の上映は苦しい闘病生活の末のご褒美でした。このころの宮崎さんが一番好きですね。すべてが名シーン。久石氏のBGMも神がかってて。
ババヴァンガがババ様なら敏太郎先生はユパ様に見えますが、どうでしょうか(笑)両刀で敵兵をぶっ倒すシーンはスピ詐欺野郎と闘う先生そのもの。「つ、強い」みたいな。
蟲やテトがかわいかったので、動物の心霊体験を書きたいと思います。
今はワンコ飼えない環境で残念なのですが、物心ついたときから家にはワンコがいました。6匹のワンコと生活を共にしました。そのうち心霊体験ワンコは4匹。最後に共にしたワンコは7年前に亡くなりました。
金縛りなどの心霊体験は4歳が始まりでしたが、初めて動物の心霊体験をしたのは高校生です。
小学4年生のときにマルチーズが我が家にやってきました。サラと名付け私とは姉妹のように育ちました。サラには子供ができました。男の子クリと女の子やよい、親子で人生を共に過ごしました。
7年ほどの短命だったのが男の子クリ。心臓病でした。学校から帰るとすでに亡くなっていて、母が看取りました。
心の準備のなかった私はショックでその晩泣きながら寝ました。
・・・明らかに夢とは違うリアルな感覚、部屋中日差しがまぶしいくらいです。そこで私は亡くなったクリを探していました。
脱衣場に洗濯物をいれるカゴがありなにげにそちらにいくと、突然こんもりしていた洗濯物の中からクリが飛び出してきました。
トリミング仕立てのサラサラの髪(ワンコたちみんなロン毛でした)ピンク色の舌。思わず抱き寄せて
「なんだーびっくりさせないでよ!死んでなかったやん!!」
泣きながら叫んでスリスリした感触はリアルでした。
そこで気が付くと真っ暗な部屋、寝てました、深夜でした。顔は涙でぐしゃぐしゃ。あまりにリアルだったのですぐ脱衣場にいき、カゴをひっくりかえしましたが当然クリはいませんでした。
生前、一番寂しん坊だったので、お留守番のときにはきっと洗濯物にまみれていたのでは?と今でも思います。
12年頑張ってくれたのが女の子やよい。女の子全開の可愛いタイプの子でした。舌が長—くすぐキスをしてきては口にベローン。
クリと同じ心臓病で投薬を続けながら老いていきました。ワンコは私の知る限り、人間が喜ぶなら頑張りすぎるぐらい頑張ります。
7年でわかれたクリのこともあり、できうる限りの治療を続けて気付けば薬漬けになっていたやよいをみて、私も母もある思いがありました。
無理やりではなく自然にあの世に穏やかにに逝ってもらいたい、と。頑張ってしっぽを振るのですがときおり襲う発作は彼女をとても苦しめていたからです。
母と私2人で在宅のときに、寝たきりのやよいは私たちの顔を交互にじっとみていました。ピンときました。
「今日、逝くよ、私」って言ってる。「この子、私たちにお別れしてる」
緊急事態になったらこの薬を心臓部分に貼って下さい、そういわれて渡された薬、緊急事態がやがてやってきました。息を引き取ったと思われたそのとき、あわてて薬をはってみたら感覚ですが、痙攣をおこしてまた心臓は動き出しそうでした。
頑張りすぎるくらい頑張って、自慢だった毛も抜け落ち薬の副作用に苦しんだ姿。果たしてこの治療でよかったのか。
すぐに薬ははがしました。「よく頑張ったね。もういいよ」と。再びみるととても安らかな顔をしていました。眠っているような。
前回のこともあり、会いにきてくれるのかなあと思いつつまた泣きながら寝ました。
ちゃんと会いに来てくれました。今回もリアルすぎる感覚、まぶしすぎる光。私はなぜかベッドの下が気になり起きてベッドに座りました。
突然下からぐぐぐっと力強くワンコがでてきました。これまたトリミングしたての自慢の髪を見せびらかすように。とても楽しそうに。
今度は亡くなっていることも冷静に受け止めていましたので、「会いに来てくれた。ありがとう」そっと抱き寄せました。
いつものキスと舌をベローンと口にいれてきました。そこで目が覚めました。もちろん前回同様真夜中でした。
お母さんのサラは17年頑張ってくれました。乳がんであの世に旅立ちました。
絶対会いに来ると思っていたのですが、亡くなった当日どころ一行に姿をみせてくれず、仕事もうまくいかない日々。いつもちょっかいだせば喧嘩ばかりしていましたが、一緒に育った姉妹同様で特別な存在でした。
ほどなくペットロスになりました。
1か月ほどたったころ無気力から大風邪をひいてしまいました。喉が割れるほど痛く実際血痰がでるほど。熱も下がらずもがいていました。寝るのにも苦労しようやくウトウトし始めたころ。
喉のところがひんやりつめたくて気持ちいいのです。母がみかねて氷でも持ってきたのかと思いました。そのくらいのリアルな感触・・・(後編に続く)
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ももさん 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部 犬物語)
画像 David Mark / PIXABAY