【韓国発】二足歩行していた古代ワニの足跡が発見された!

よく、恐竜の子孫はワニやオオトカゲのような爬虫類だと考えられがちだが、実際には鳥類となる。

恐竜を思わせるワニも恐竜の全盛期であった白亜紀にはすでに現在のような四足歩行が一般的であったと考えられている。しかし、この度白亜紀初期に二足歩行していた古代のワニの足あとが発見され、話題になっている。

足あとから考えられる姿は肉食恐竜と似たものとなっている。

こちらは韓国の慶南泗川自惠里(キョンナム・サチョン・チャへリ)にて発見されたものである。昨年始め、自惠里にて数百点におよぶ爬虫類の足あと化石が発見され、指の数が4本であったことから中生代爬虫類のものと考えられ、研究が開始された。




韓国国内では過去に同様の足あと化石が「翼を持ち上げて二足歩行するタイプの翼竜の足あと」だという論文が出ており、形が似通っていただめ同じ生物のものかと思われていた。しかし、昨年11月に足裏の形状がワニと酷似していることが確認され、「二足歩行していたワニ」の足あとだと判明したのである。

二足歩行するワニについては、北米大陸から約2億年前の三畳紀後期に生息していた小型のワニの化石が発掘されており、存在は認められていた。しかし、足あとが発見されたのは今回が初めてとなる。

今回の足あとを残したワニについては「バトラチョプス・グランディス(Batrachopus grandis)」という学名がつけられた。数十匹の群れで生活していたとみられており、当時の肉食恐竜と同様に生態系の上位者だったことが伺えるとのことだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©sven kopping PIXABAY

 

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