
アイルランドには、レプラコーンという妖精の伝説がある。
ひげを生やした緑の服の小人で、働き者で妖精たちの靴を直したり仲良くなれば仕事を手伝ったりしてくれるという。
そんな妖精のレプラコーンのささやき声が聞こえ、交流していると主張する男性が地元の番組に出演、新型コロナウイルスの影響について語った。
妖精と交流できる男性はコロラス州カーリングフォード在住のケビン・ウッズ氏。彼によれば、いたずら好きな妖精たちは実在するだけでなく、彼をはじめとする人間とコミュニケーションを取れる存在であり、人間社会における時事問題についても把握しているという。
長年にわたり、ウッズ氏はレプラコーンの言葉を伝える「カストディアン」として行動しており、妖精の保護活動のために働きかけてきた。
枯れ葉イギリス国内で放送された情報番組に生出演し、レプラコーンが数を減らしていると明らかにした。
「ここアイルランドにはかつて数百万人のレプラコーンが住んでいましたが、今や236人を除いて全員死亡しました。私は彼らの生活が保たれるよう管理を続けています」
そう語るウッズ氏は「ラスト・レプラコーン・オブ・アイルランド」という妖精ツアービジネスを経営して妖精文化を伝える事業を行っている。新型コロナウイルス感染症は妖精に影響を与えていないようだが、外出自粛や都市封鎖は彼のツアーに少なからず影響を与えているという。
「私はツアーを運営する金銭的負担については重要視していません。ビジネス的な面よりも、人々に妖精が実在することを伝え、理解してもらえる機会が減っていることを問題視しています」と語る。
ウッズ氏は妖精の存在が文化ごと忘れさられて消えてしまうことを危惧しており、今後も活動は続けていく旨を明らかにした。新型コロナウイルス感染症が落ち着き、人々がレプラコーンに会いに行ける日が早く来てほしいものである。
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(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Eugenio Hansen, OFS PIXABAY