
事故物件の売買は専門の業者も苦労するそうだが、ルイジアナ州の不動産業者も「幽霊が出る」と評判の家を譲渡・売却するのに苦労していると語っている。
問題の事故物件は今から約100年前に建てられたかなり大きな屋敷で、現在は無料で利用できる状態になっている。屋敷のある土地は開発用にすでに購入されており、歴史的な価値のある建物として保存される予定ではある。
唯一の問題は、誰も屋敷の新たなオーナーになろうとしないことだとか・・・。
何代にもわたってこの家に住んでいた元オーナーによると、この建物は今でも偉大な祖母アデルの幽霊に悩まされているとのことである。
「彼女は大往生でした。生前はストーブの近くでいつも鍋をかき混ぜていたものでした。彼女が亡くなったあともストーブの上や台所からは鍋が揺れる音や蓋を持ち上げる音が聞こえることがしばしばありました。もちろん誰もいないにも関わらず、です」
Facebookでこの屋敷を宣伝してきた不動産販売担当者は、過去にこの屋敷を調査に訪れたゴーストハンターのチームが幽霊を浄化したと主張。現在はもう悪さはしないので大丈夫とのことだが、屋敷の復元に80,000ドル以上の費用がかかる可能性があるとのことである。
買い手がつかないのは幽霊よりも金銭的な問題が大きいのでは、という意見もあるという。
(加藤史規 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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