
暗い夜の海に光るものはホタルイカや夜光虫、クラゲなどが有名だ。暗い海の中で静かな青い光を放つこれらの生物の姿は非常に魅力的でもある。
そんな光る生物は大抵が非常に小さいものがほとんどなのだが、大きな生物−−−イルカが光っている様子が撮影されて話題になっている。
撮影に成功したのは写真家のパトリック・コイン氏。彼はアメリカはカリフォルニア州のニューポートビーチ沖でこのイルカに遭遇、写真と動画を撮影することに成功したという。
彼は以前にNetflixのドキュメンタリー番組にて光るイルカを見たことがきっかけで、自分でも撮影したいと思っていたのだそうだ。
彼は自身のインスタグラムにて、「数時間探していたところ、2頭の光るイルカが出てきてくれて、信じられないほど光り輝くショーを私達に見せてくれました。数分後、更に数頭のイルカが出迎えてくれました」と遭遇した当時の様子を伝えている。
さて、この光るイルカは新種ではなく、前述の夜光虫こと渦鞭毛藻が体に付着したものだという。
外的刺激が加わった際の反応により、青い光が放たれる。イルカたちが泳いでいる様子を見ていると、尾の後ろに青白い筋が走っているため、渦鞭毛藻が刺激によって発光している様子が判るものとなっている。
いずれにせよ、非常に幻想的な光景であるので、気になる人はぜひ動画を閲覧してみてほしい。
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Dolphins Swimming in Bioluminescence
(加藤史紀 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Patrickc_la YouTube