【サイバードスタイル4】地図に無い町、現実に無い町

都市伝説では、現実に存在する(或いは過去に存在した)にも関わらず、”地図に載っていない町”というものがある。

例えば、「杉沢村伝説」などの設定がそれだ。戦時中に大量殺人が起きてしまい、人心の動揺を防ぐ為に事件そのものが封印、地図からも村の記述が消されてしまったというストーリーである。

この不気味な伝説は、CXの番組「アンビリーバブル」などTV・雑誌先行で流布されたフォークロアであり、横溝正史の小説「八ツ墓村」や青森で実際に起こった殺人事件がモデルとなって創られた可能性が高い。




また、第二次世界大戦中は、軍事的な拠点のある地域は、意図的に地図上から消されており、米国の一部の地域は、現在でも市販の地図上から消されている。

このように、現実に存在する町が地図上から消されるという都市伝説は、現実にもありうるのだ。

逆に、現実に存在していないのに、“地図に載っている町”もある。

英国ランカシャー州Ormskirkの南側に、「アーグルトン(Argleton)」という仮想の町が、グーグルマップ上では、M58号線近くに確認できるのだ。この町を検索すると、町にあるカイロプラクティック、不動産情報、ジョギングコース、就職情報、ハイキングコースなどが出てくるのだが、実際に街の地図を見ながら、現地に行ってみると、ただの野原が広がっているらしい。




このアーグルトンは、「アーグル」が「グーグル」と韻を踏んでいる。また、「アーグルトン(Argleton)」は「大きな町じゃないよ(Not Large)」「実在しないよ(Not Real G)」のアナグラムになっている。つまり、フェイクの可能性が高いのだ。

この町に関しては、世界的に話題になっており、単純な間違い、或いは似た地名との取り違いという指摘もなされている。

有力な仮説は、地図の無断コピーを防ぐための、テクニックであるという。日本の出版界でも地図を作るときは、実在しないダミーストリートを意図的に書き込み、他社の無断コピーを見破るキラーテクニックにしている。

今回の「アーグルトン(Argleton)」もそのようなダミーストリートの可能性が高いようだ。

あなたの心の地図は、現実の地図と一致しているだろうか。

(山口敏太郎 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PublicDomainPictures PIXABAY

 

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