【追跡】アフレコ中止なのに未だ問題なく放送…『サザエさん』の秘密

2020年4月25日、フジテレビは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同局の人気アニメ『ちびまる子ちゃん』の放送を一時見合わせ。翌週からは過去に制作されたエピソードを再放送すると発表した。

現在、アニメ業界は内外の制作会社に作画を発注できず、また声を吹き込む声優達も録音スタジオという密室でのウイルス感染を危惧し、収録を取りやめている状態である。

そんななかで、『ちびまる子ちゃん』と同じくフジテレビの大長寿番組である『サザエさん』に関しては現在のところ、休止の報道はない。




とはいえ、主演の加藤みどり(サザエさん)によると、ゲスト出演した競馬番組で「サザエさんの収録が中止になった」と不用意に発言したため、新作の製作がストップしていることは間違いない。

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しかし、他のアニメ作品が窮状な現状においても、『サザエさん」はこの先数週分は放送できる新作エピソードがすでにストックされていて、さらには声優がスタジオに集まれない場合でもアフレコを行えるシステムは日本に存在するようという。




『妖怪ウォッチ』で知られるゲーム会社「レベルファイブ」の社長・日野晃博氏は、遠隔でアフレコができる電話会議型声優収録を『妖怪ウォッチ』のアニメで採用していて、現在安全な状態で収録ができているという。

このことからも、高齢者の多いサザエさん声優陣は可能な限り、自宅や安全な場所で隔離されての単独収録に切り替えているのではないかと考えられている。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

 

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