太陽系外の惑星が消えた!?その謎を解く

近年、太陽系外に存在する惑星型天体の発見報告が相次いでいる。しかし、中には一度発見されたものの消えてしまう?といった事例が報告されている。

地球から25光年離れた場所にある惑星フォーマルハウトbは、カリフォルニア大学バークレー校の天文学者ポール・カラス氏と同僚たちによって偶然発見された。太陽系外の惑星は、周回する星よりもずっと暗いため、電波望遠鏡などでしか発見されず、またきわめて稀なことである。




しかしフォーマルハウトbは天文学者が可視光で観察することが出来た稀なケースでもあった。ところが、この惑星から赤外線が発されたりしていない等の奇妙な特徴が明らかになっていくにつれ、フォーマルハウトbは普通の惑星とどうも違うようだ、という認識が天文学者の間で広がった。

そして発見から数年後、アリゾナ大学の天文学者であるアンドラス・ガスパー氏と同僚のジョージ・リーケ氏がフォーマルハウトbが徐々に暗くなっていると確認。発見されてから10年後の2014年には、惑星は完全に姿を消してしまったのである。

果たして惑星フォーマルハウトbはどこに行ってしまったのか。




現在、新しい研究によってフォーマルハウトb実は惑星ではなく、2つの大きな小惑星同士が衝突した際に残った光を観測していたのではないか、という結論が出ている。

前述のガスパー氏は「フォーマルハウトbで観測された特性が、大規模な天体の衝突で生成されるダストクラウドと、それが拡大していくモデルと一致する」と語る。カラス氏によると、このような天体の衝突は10万年に1回しか発生しない可能性があるとのこと。

2004年にハッブル宇宙望遠鏡によって確認されたものは、残念ながら惑星ではなかったものの、非常に珍しい天体現象だった可能性が高いとのことだ。

関連動画
NASA | Zombie Fomalhaut b: Study of Hubble Data Revives a ‘Dead’ Exoplanet

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©NASA Goddard YouTube

 

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