テレビ朝日は2020年4月12日、同社アナウンサーの富川悠太（とみかわゆうた）が、新型コロナウイルスに感染していたと発表した。

富川アナが異変を感じたのは4月3日から4日朝にかけてであり、38度の高熱が出ていた。その後、回復しテレビ出演を続けていたが7日に再び痰が絡み、その後感染していることが判明した。当然、濃厚接触者である『報道ステーション』共演者の徳永有美アナ、番組スタッフ約20名は2週間の自宅待機が命じられている。

この事態を受けて、テレビ関係者の間ではこんなジンクスが囁かれている。

それが「〇〇ステーションの呪い」だ。なぜか、テレ朝の「～ステーション」というタイトルがつく番組では何かしら不幸なことが起こるというものだ。

『Mステ』で大量のアレが嵐を襲った！

もちろん、呪いとか祟りは現実に存在しないし、単なる都市伝説に過ぎない。だが、過去の事例をさらってみると偶然の一致とは思いづらいことが多々起きている。

久米宏が当時メインキャスターを務めた『ニュースステーション』では、久米とキャスター若林正人が露骨までに不仲ぶりを披露、険悪な空気のまま夜桜中継をしていたことがある。また、久米自身も円満とは言い難い形で番組を降板をしている。

後継番組の『報道ステーション』では、原発問題を追っていた番組ディレクターが不審な自殺をしてしまい、原発マフィアによる殺害だと陰謀論が噂された。また同番組メインキャスターの古舘伊知郎と準レギュラーであった元通産官僚の古賀茂明が安倍内閣批判を巡って生バトルを展開したり、解説者として出演していたショーンKの学歴詐称問題は大きなスキャンダルになってしまった。

さらに、バラエティー番組ではあるが、『SmaSTATION!!』においては、スマップの解散騒動余波で番組自体が不自然な終わり方をしまった。また音楽番組の『ミュージックステーション』においては、原爆Tシャツを着て来日した防弾少年団（BTS）が番組出演をめぐってトラブルを起こしている。

「〇〇ステーションの呪い」は、これからも関係者を不幸にするのだろうか……。ただの噂話であってほしいものだ。

（隼　英人　山口敏太郎タートルカンパニー　ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

画像©acworks photo AC