共食いをしていた痕跡がみられた新たな化石人類

我々人類は類人猿から段階的に進化していったと考えられていたが、近年の研究では様々な種類のヒトが存在しており、共存する期間を経て他の種が絶滅、現生人類に至ったと考えられている。

一昔前の「人類の進化」の絵では、猿人のアウストラロピテクスから順番にクロマニヨン人まで並び、現生人類へ移行していく様子が描かれていたが、実際にはこのような綺麗な進化の過程にはならないだろうと見られているのだ。

ネアンデルタール人とクロマニヨン人が交配していたという事実もあるし、別の化石人類がクロマニヨン人との種族間の競争に負けて絶滅した可能性も考えられるという。




1994年、スペイン北部のアタプエルカ山脈にて、80万年前の化石人類の骨が発見された。

この化石人類の骨はネアンデルタール人やデニソワ人とは違う系統にあたるもので、既知の化石人類とは骨格がかなり異なっていた。




研究の結果、ネアンデルタール人やデニソワ人と祖先を同じくするが、全く新しい種類の化石人類だったと判明。しかも、発見された骨はどうやら同族によって「共食い」された犠牲者になったものである可能性が出てきたのだ。

折れた人骨の特徴などから「共食い」をしていた痕跡が確認できるという。

我々の祖先は我々が考えているよりずっと過酷な生存競争を生き延びて、現生人類へ至ったのかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Parker_West PIXABAY

 

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