
新型コロナウイルスはあの長寿アニメにも影響を及ぼしたようだ……。
2020年4月5日、長寿アニメ『サザエさん』(フジテレビ系列)が無期限の収録中止になっていることが判明した。再開時期は未定で、主演でサザエさんの声を演じている加藤みどりによると、サザエさんの収録はスタジオに声優が集まり収録することから感染リスクが高いことからこの中止が決まった。
サザエさんは加藤みどりが現在80歳、タラちゃん役の貴家堂子が79歳と高齢者が多く、もし新型コロナウイルスに罹患すれば重症化するリスクが高いことから収録を控えてるようだ。
考えてみればもっともな話ではあるが、実はこの「サザエさん無期限収録中止」はフジテレビやサザエさんの公式サイドから出た話ではない。
4月5日、サザエさん役の加藤みどりは、ラジオNIKKEI番組の『中央競馬実況中継』にゲスト出演。加藤はサザエさんのイメージからほど遠いが、芸能界屈指の競馬好きであり、日本における女性初の競馬レポーターも務めたほか、競馬に関する著書もあるなど「ホンモノ」なのである。
この日の中継にも加藤は呼ばれていたのだが、新型コロナの感染を避けるため、電話中継となっており、その際「競馬中継だけじゃなくてサザエさんの現場も大変でね。この前、無期限の収録中止になっちゃたのよ~」との発言があったため明らかになった。
つまり、加藤さんが「ポロッと話して」しまったのが事実のようである。競馬でテンションがあがっていたのかもしれないが、実に“うっかり屋”サザエさんの声優らしいハプニングといえよう。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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