
アトラスでは何度か、発見された謎の生物の死体について報告している。
いずれも大きく姿が変わってしまっているため、生前と似ても似つかなくて未確認生物か、と話題になることが多い。だが、2019年の3月にイギリスの浜辺に打ち上げられていたのは、何とも説明のしにくいものであった。
画像がウェスト・カービー・ビーチで発見された謎の生物の死体である。
白い灰色がかった体は魚もののようだが、鱗ではなく皮膚が覆っているようだ。そして何より、大きな生物に食われたのか頭部がまるごと無くなってしまっている。
これはイギリスのモートン在住の女性が浜辺で愛犬を散歩させてたいたところ発見したものだという。この浜辺は彼女が愛犬の散歩コースにしていたものだったそうだが、これまでこのような生物や、ましてや死体は見たことがなかったと語る。
最初、発見者の女性は大きな魚が打ち上げられていると思ったそうだが、後にアザラシかもしれないと考え直したという。いずれにせよ何らかの生物なのは間違いないのだろうが、頭部がまるごと無くなっているため判断がしづらいという点が大きい。
女性は頭部が無くなっていることについて、この生物がさらに大きな補食生物やボートに巻き込まれてしまった可能性があると考えていたようだ。
「見た目も良くなかったし、腐った肉の強い匂いがした。私の愛犬はそれに近寄っていましたので悪臭が移ってしまい、その後彼を洗ってやらなくてはなりませんでしたが、それでも悪臭は完全に落としきれませんでした」と、女性は語る。
いずれにせよ、頭部が無いという点は大きく、この生物の正体がなんだったのかは一年以上経った現在でも謎のままだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニーミ ステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Dimitris Vetsikas PIXABAY