あなたの家から宇宙人を探そう「SETI @ Home」プロジェクト 21年の歴史に幕

この広い宇宙のどこかには、地球人以外にも知的生命体がいるのではないか、という地球外知的生命探査について、長らく行われてきた一つの試みが終結を迎えた。

1999年5月17日からスタートした「SETI @ Home」は、参加者の所有するPCで特別なソフトウェアを実行するように依頼し、マシンが休止状態のときに予備の処理能力を使用して天文データを処理できるようにしたものである。




この膨大なデータから地球外知的生命体の痕跡を探すというもので、カリフォルニア大学バークレー校の宇宙科学研究所がホストとなって行われていた。

一時期は数千人の協力者が参加し、ネットワークにサインアップしていたが、21年経った現在ではすでに十分なデータが収集されたと判断。SETI @ homeは「冬眠」状態となり、今後は得られたデータを含めた調査結果の分析に注力していくとのことである。




SETI @ home公式は「過去20年間、多くの方法で私たちをサポートしてくれたすべてのボランティアの方々に非常に感謝しています。皆さんなしではSETI @ homeは行えませんでした」と表明。データの解析と新たなプロジェクトに対する期待を寄せた。

SETI @ homeプロジェクトのデータの最終分析結果からはどのような結論がもたらされるのか。多くの人々が注目している。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Michael L. Hiraeth PIXABAY

 

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