UFO天空脅威(悪魔の交差点・本編) ゾーン109 墓場に記された天空脅威の刻印③ (東京都文京区深光寺)

写真 滝沢馬琴の墓(全体像)

仕掛けを繋ぐと仏の道が現れた

蛮字のような文字を組み合わせると馬琴の墓石に刻印されている庵紋(乾坤一草亭印)になるので、虚ろ舟の蛮女と墓石に何か共通性があるのではないかと思い、墓石を注意深く観察してみると、虚ろ舟の形と墓石最上部にある蓮の蕾が類似していたので、筆者の疑問は確信へと変わった。やはり、墓石には虚ろ舟に関する馬琴からのメッセージが隠されている。

 虚ろ舟拡大図(国会図書館蔵)
 蓮の蕾(滝沢馬琴の墓最上部)




それにしても、作家である馬琴が、わざわざ記号や形でメッセージを残そうと試みたのは何故だろうか。それは、虚ろ舟の蛮女でも述べられているが、昔の人が書いた文章は良く分からないと他でも述べているので、自分の書いた文章も未来の人が読む頃には、良く分からない文章になっている可能性があることは重々承知していた筈である。そして、寛政の改革による規制もあったので、変化が生じ難いと思われた家紋などを使用し、暗号的な手法を交え、秘密裏にメッセージを残そうと試みたのであろう。

また、兎園小説が刊行された頃に伺える〈何か〉を伝えようとしていた集団意識と、その後も虚ろ舟の調査を継続し、馬琴が墓石で秘密裏に伝えようとした〈何か〉には、時間の流れによる相違があるだろう。




未来の妻へ愛のメッセージ

馬琴の墓石全体像は、上から蓮の蕾、茎、根という具合に、蕾をつけた蓮形になっている。蓮は泥沼に生息するにも関わらず、清く美しい花を咲かせるので、仏教思想の代表的な象徴とされており、蓮華座は仏教における日本最古の仏座形式である。

墓石最上部の蓮の蕾は、泥沼で苦労をしながら、まだ開花していない状態を象徴している。そして、墓石には馬琴と妻であるお百の戒名が刻印され、夫婦は一緒に埋葬されている。また、馬琴は輪廻転生の思想を持っていたので【夫婦生活で苦労をしたけれども、次に生まれ変わったら、一緒に清く美しい花を咲かせましょう】という思いが墓石から伝わってくる。確かに馬琴の記録には、苦労の絶えない夫婦生活の様子が記されている。

果たして、馬琴が蓮の蕾と虚ろ舟を関連付けている理由は何処にあるのだろうか。そのような疑問を抱きながら、今度は三ツ竹紋が刻印されている瀧澤氏祖先之墓石を観察してみることにしたのである。(④へ続く)

墓場に記された天空脅威の刻印① 
墓場に記された天空脅威の刻印② 

(前世滝沢馬琴 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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