
ここ数年、世界的な気候変動が問題になっている。
日本では雪の降らない地域の多い記録的な暖冬であり、一年を通して気温が高かった。これは日本だけの話ではなく、世界的に見ても同様の傾向があり、欧州でもパリなどの都市で2019年の夏の気温が史上最高を記録したり、グリーンランドで広範囲に渡って氷が溶ける等の報告が相次いでいる。
地球温暖化が加速しているのではないか、という話になっている。ところが、多くの科学者達からは現在から30年間、異常に寒い天候が続く「ミニ氷河期」になる可能性があるという主張を耳にする。
太陽の黒点やフレアの活動が減少する太陽活動極小期の周期が存在するのだが、今回は30年間は続く「ミニ氷河期(miniature ice age)」が始まったとみられるそうなのだ。
ミニ氷河期は約400年ごとに1回発生するもので、最後に起こったのは1645年から1715年までの間といわれている。日本では江戸時代に浮世絵に雪景色が多かったり、飢饉がたびたび起きていたのは通常より寒かったこの気候のせいもあると考えられている。海外でも、ロンドンのテムズ川が凍りつくなど、様々な記録が残されている。
ノーサンブリア大学のValentina Zharkova氏によれば、今回のミニ氷河期は2053年まで続く可能性があるという。その結果、雨量が増したり寒暖差がより激しくなることが考えられるそうだ。
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(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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