
南米の有名な未確認生物に、アルゼンチン、ナウエル・ウアピ湖の「ナウエリート」がいる。
ナウエル・ウアピ湖はアルゼンチン南部のパタゴニアバリローチェ地域の透明度の高い湖で、ナウエリートは19世紀頃から目撃され続けている巨大な未確認生物である。
古くは先住民族であるマプチェ族の言い伝えにも登場しており、体長は5〜40m、小さい頭部に細長い首、コブのある蛇のような体をしているという。また、夜行性とみられている。
ナウエリートが一躍有名になったのは、2006年に地元の新聞社に持ち込まれ、掲載された3枚の写真のおかげだ。湖から蛇のような長い体と、鎌首をもたげている奇妙な生物の姿が写っていて話題になったのだ。
しかし、生物が微動だにしていないにもかかわらず水面の高さが変わっているなど、疑わしい点が多いので模型を撮影したフェイク写真ではないかと言われている。
それでも、伝説の未確認生物がついに姿を捉えられたとして注目されるに至ったのだ。ナウエリートの姿をとらえた写真は他にも一枚あるが、こちらは人形を接写したのではないかと言われている。また目撃証言が多いにもかかわらず、なぜか証拠がないという、そんな不遇?な未確認生物がナウエリートである。
そして、ついにそのナウエリートの姿がついに動画に捉えられた!として注目を集めている。
関連動画
¿Aparecio el nahuelito? Extraña criatura en el lago Nahuel Huapi
上は1月の末に撮影されたものだそうで、ナウエル・ウアピ湖の湖面を黒い大きな生物の背らしきものが、白波をたててかなりの早さで横切っていく様子が捉えられている。
拡大してみると、どうも蛇のように長い体をくねらせているようにも見える動きをしている。
果たして、この生物は何なのか。ナウエリートは巨大な蛇やウナギのような姿をしているという話もあり、地元では「ナウエリートに間違いない」という声があがっているそうだ。
ちなみにナウエル・ウアピ湖では今年の1月22日、イギリス人観光客が水死している。カヤックで湖を渡ろうとしたものの、転覆したらしくかなり離れた位置でその死体が発見された。その後、この生物の動画が撮影されたため、地元では「彼はナウエリートに襲われたのでは!?」という話も出てきているそうだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Juanito Figueroa YouTube