
投稿 コロルさん
1992年(平成2年)頃、岡山県岡山市での、大学時代の同級生におきた出来事です。
その同級生の高校時代です。学校が終わったある日のこと、放課後に友達と遊び、日も暗くなって来たので、家に帰ろうと自転車で走り出しました。
友達たちと別れて、ひとりになりました。自分の家までは山越えしなくちゃないので、山道を登っていました。
すると、自分と同じ方向に、前を女の人が歩いているのが見えました。ところが、その道というのが、日中でも殆ど人通りがなく、通るのは自分くらいの山道だったために、見知らぬ人が歩いていること自体とてもビックリしたといいます。
やがて、その山の坂道を登りきると、今度は下り道になりました。同級生はその時に前を歩いていた女の人にようやく、追い付きました。
その時です・・・女の人が自分の方を向いたのです。
自分をジッと見てきたので、目と目がバッチリ合いました。
その女の人というと、顔がアリクイそっくりにびろ~んと上下に伸びていて、さらには舌も長~く伸びて、口の中から出ていました。そうです。身体は人間なのに、顔だけが、アリクイそのまんまなのです。
同級生は恐怖で固まりながら、そのまま、自転車を全速力で漕いで追い越しました。しかし、追い越した後に振り返ってみても、アリクイ女は追いかけて来なかったそうです。
その後、アリクイ女に遭遇することは一度も無かったといいます。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Ingrid und Stefan Melichar PIXABAY