
先月末、インドネシアの西カリマンタン州メンパワにおいて、ほんのお遊びのつもりでコブラと戯れるパフォーマンスをしていた蛇使いが誤って噛まれ、その後死亡した。
蛇使いはノルジャニさんという名前で、彼は余興がてらご近所の人々のために全長5メートルものキングコブラを笑いながら振り回すなどしていたという。
ただし、いくら百戦錬磨の蛇使いとはいえ、相手は獰猛なキングコブラ。ノルジャニさんの隙をみて、一瞬で彼の腕と顔を噛んだのである。ところが、ノルジャニさんは毒を口で吸いだしながらパフォーマンスを続行した。
Snake charmer killed by savage king cobra bite while showing off ‘magic skills’
その結果、それから2時間後、吸い出しきれなかった毒はノルジャニさんの体内に廻り、全身がマヒ。病院で解毒剤を投与したにもかかわらず、ついには帰らぬ人となってしまった。
落胆した彼の家族はその後、このコブラを捕まえて頭を切断したという。
場所によってはコブラは土地神さまとして大事にされる。また日本を含め、世界中の過去の文明、また信仰に於いてヘビは尊い生き物として扱われてきた。
これこそ、「触らぬ神に祟りなし」といったところだろうか。
(ジュリー・楊 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©antriksh kumar PIXABAY