発見された黒いガラス、ベスビオ火山の噴火で死んだ人の脳だった!

世の中には変わった鉱物が多数存在している。

例えば、テクタイトやモルダバイトといったガラス質の鉱石は、遥か昔地球に隕石が衝突した際に発生した高熱で、石などが変質したことによって出来たとされている。

このように高温に晒されてガラス状になった鉱石は世界各地で発見されるのだが、先日ある遺跡で発見されたあるガラス質の鉱石が、とんでもない物が変質して生まれたものだということが判明した。




発見された場所は、イタリアのカンパーニャ州エルコラーノの町の遺跡だった。

ここにはかつて古代ローマ時代にヘルクラネウムという町が存在していた。紀元前6世紀頃にギリシアの植民地として築かれ、紀元前89年にローマの支配下となったが、79年に起きたベズビオ火山の噴火でポンペイとともに被災し、地中に埋まったとされている。

なお、かつて家々の壁を飾ったモザイク画やフレスコ画が多く残されており、古代絵画の宝庫の遺跡とも言われている。

そんなヘルクラネウムの遺跡にて、奇妙な黒いガラス質の鉱物が多数発見された。この鉱物を分析してみたところ、なんと「高温と高圧によって変質した人間の脳組織」である事が判明したのである。




この鉱物は噴火当時、ボートハウスだったとみられる場所から発見されている。300人近くが噴火から避難していたこの場所を火砕流が襲い、建物の内部は摂氏520度までの高音に達した。その結果、体組織のほとんどが蒸発し、脳組織がガラス化して頭蓋骨の断片に付着、地中に埋もれて現代まで残ったと考えられている。

なお、問題のガラス化した脳組織の外見は黒曜石に似たものとのことだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Allan Lee PIXABAY

 

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