春の七草に纏わる伝説!?

日本では毎年1月7日に胃腸を休めるために七草粥を食べる風習が、未だに受け継がれている家庭もある。元々は中国から伝わってきた習慣であったが、民話や囃子歌としても云い伝えられてきたのだ。

まずは山形県白鷹町に伝わる民話である。ある昔、親孝行な青年がいたそうだ。年老いた両親は目も見えなくなり歯も失い耳も遠くなってしまっていた。不憫に思った青年は、両親に若返って欲しいと神に祈ったら返事が返ってきた。7日目の正月に毎年七草を食べに、白鳳という何千年も生きている大きな鳥が岡にやって来ると云う。その鳥に見つからないように6日のうちに七草を摘み、柔らかくしてお粥にし鳥が酉の刻に帰らぬうちに皆で食べるようにとのお告げであった。




青年が言いつけの通りにしたところ、両親は毎年10年ずつ若返り家族皆で末永く元気に暮らしたという逸話である。実際、七草には様々な健康的な若返り効果があると言われている。高血圧予防、整腸作用、老化防止、便秘予防、利尿作用、生活習慣病予防、鎮痛作用、歯槽膿漏予防、健胃効果、風邪予防、食欲増進、美肌効果や、喉の炎症、二日酔い、むくみ、冷え症にも効果があるとされている。

この民話と似通った歳時歌も、日本全国に伝えられている。小正月に行われる鳥追いという儀式と七草の習慣が合わさってできたような歌である。『七草の歌』または『七草なずな』『七草ばやし』などと呼ばれる。「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」という歌詞で地域によっても微妙に異なる。

中国から渡って来る鳥から害虫や疫病による、農作物への被害を防ぐために追い払う歌である。音を立てて追い払うことから、七草を調理して食べることが厄祓いと無病息災になる意味が込められているようである。

6日のうちに七草を洗ってまな板の上で28回叩き、7日の朝に21回叩いてから粥にするのが伝統的な作り方である。『七草の歌』を歌いながら作るそうだ。

関連動画
寺尾紗穂-七草なつな




不思議なことに最近中国で大問題になっているコロナウィルスや、鳥インフルエンザを暗示していたかのようにも聞こえる歌である。現地に滞在していた多くの日本人が、チャーター便で帰国し感染も報じられている。飛行機もまるで鳥に似ているかもしれない・・・感染被害と感染者の容体が何よりも心配である。これ以上深刻にならないことを祈りたい。

我々も健康には充分留意すべきである。毎年七草粥を食べる云い伝えもけっして侮れないかもしれない。今後も日本で続いていくであろうか。

(ふりーらいたー古都奈 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©NGe 写真素材足成

参考サイト
東北文教大学短期大学部民話研究センター民話アーカイブ「置賜平野の昔話(二)ー海老名ちゃう昔話補遺ー4七草がゆ」
grape「1月7日は『七草の節句』 初の七草がセリから始まる理由を知ってる?」
ウラスピNavi「新春・大地・神仏の恵みを吸収できる!七草粥を食べるだけで訪れる嬉しい変化とは」
世界の民謡・童謡worldfolksong.com「七草の歌(七草なずな/七草ばやし)」
医療法人社団順正会 ヒロオカクリニック コラム「七草がゆとインフルエンザ~人類を救う??祖先からの知恵~」

 

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