インチキ占い師とメディウムによるマジメ降霊術 in ロンドン

投稿  お灸のスーさん 

これは私がロンドンに留学していた時の話です。

自転車を漕いでいると、通り沿いに「palmistry(手相占い)」と看板をあげている小さい家というか小屋を発見し「ロンドンの手相というのはどんなものだろう」と興味本位で入ってみました。

入った途端、十人くらいの人の視線が一斉に私に向けられました。順番を待っている人なのか、みんなものすごく不幸そうな顔をした人たちでした。

「あっ!すごく混んでいるんだなあ」と思いましたが、すぐに私が呼ばれカーテンの中に入るといかにも占い師という容貌、服装、メイクの中年の女性が正面に座っていました。




10ポンドを支払い、そっとその女性の前に手を差し出すと手を見ずにちらっと私の顔をみただけで「you are obsessed by evil(あなたは悪魔に憑りつかれている)」とすごい形相で言われ、「お祓いをしろ。向こうに行け」と背後のカーテンを開けようとしました。

私は「こいつ!」と思い「あんたねえ、手相占いでしょうが、まったく手見てないじゃん。この嘘つき、10ポンド返せ!」と怒鳴りつけました。たじろいだ占い師は10ポンドを投げてよこしました。

カーテンから出てきた私を不幸な顔をした人々が驚いた顔で私を見つめました。よく見るとその不幸な顔をした人たちはイギリス人ではないようでした。そして多分占いの順番を待っているのではなかったのでしょう。

その人たちも「evil」が憑いているといわれ、何か奉仕でもしていたのでしょうか。10ポンドというと、その当時は1ポンドが300円近くしたので、まあ3000円ですからまあ普通の値段ですが、その後、脅してお祓いをしてがっぽりふんだくるタイプだったんでしょう。とんだぼったくり占い小屋でした。




その後、友人のお姉さん夫婦がサイキックの集会で出会った「とても感じのいいメディウム」二人を紹介してもらいセッションを受けました。

二人とも「全てテープレコーダーに録ってね。色々言うけどあなたの答えは「イエス」か「ノー」それ以外は言ってはいけない」と言われました。料金は二人とも同じで各25ポンドくらいだったと思います。セッションの内容は私を守っている霊を呼んで色々と聞くという感じでした。

叔父と母方のおばあちゃんが出てきて、容貌等はあっていたので二人とも本当に見えていたのだと思います。ただし、言われた内容的には未だに実現していることはありません。

セッションの後にリラックスしたモードになると二人とも「この商売大変だよ」と愚痴っていました。メディウムがセッションした相手に愚痴るのか・・・と、ちょっと苦笑しました。

「メディウムになる時には必ず師匠がついて色々教育される。セッションの前に「イエス」「ノー」しか相手に言わせない、料金も大体決められていてそれ以上とってはいけない」等ルールがかなりあるといっていました。

ロンドンはこのようなセッションを楽しむ人が多く、サイキックの集いみたいなものが定期的に開催されていて、その集いに参加しているサイキックはよく教育されて信頼できそうでした。

期待したほどのことは見えないんだなと思いましたが、見てもらう側が期待しすぎなのかもしれません。前述のインチキ手相占いみたいなのもいますが、サイキックの教育等についてはイギリスの方がしっかりしていると思います。

日本にもしっかりした占いの学校が数件あると思いますが、今日の投稿を聞く限りインチキ占い師が大量生産されているのはとても残念ですし、真剣にやっている人もたくさんいるのでそのような人たちの迷惑になる行為は本当にやめてほしいですね。

長文になってしまいました。ご多忙のようですがお体にお気をつけて頑張ってください。ちなみに田中守平の著書はとても面白いです。この著書を読むきっかけとなったのもアトラスラジオ。誠にありがとうございます。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Sookyung An PIXABAY

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る