
中南米の伝説にはラ・リョローナ(ラ・ルロナ)という女の妖怪の伝説が存在している。
美しい女性の姿をしており、常にむせび泣いている。夜になると子供を探してうろつき回っているという。彼女は本来は普通の人間だったのだが、子供嫌いの男性と結婚して自分の子供を殺してしまうこととなった。
それを苦にして自ら命を絶ち、以降夜な夜な現れるようになったという。他にも産褥で亡くなった女性がラ・リョローナになるとか、魅惑的な姿で男性を魅了し、食い殺すという伝説が持つ地域もあるようだ。
現代でもホラー映画の題材になるほど中南米では身近な伝説なのだが、そんなラ・リョローナらしき姿を実際に捉えた!?という動画が出てきて話題になっている。
問題の動画がこちらである。
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La llorona tube suerte de gravarala
コロンビアのコルドバで撮影されたものだそうで、大きな木のてっぺんに女性らしき人影が存在しており、まるで踊るように腕を動かしている様子がはっきりと捉えられている。
動画にはまるで人影に怯えるような犬達の吠え声も記録されている。
この動画は地元コロンビアだけでなく、スペインなど他国でも報じられ、撮影された地域では伝説のラ・リョローナが本当に現れたとして外出を控える人が大勢出るまでになったという。だが一方で動画には奇妙な点も多数あり、木の上に人形を置いて下から操っているにすぎないのではないか、等の指摘もあるようだ。
果たして、動画に写ってしまったのは本物のラ・リョローナだったのか。あなたも動画を見て確認してみてほしい。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©WILLGARD PIXABAY