
人は誰しも未来に起きることを予め知る事は出来ない。しかし、中には神からのお告げや夢、占い等で未来を知ることのできる人が存在する。
それが預言者と呼ばれる人々だ。現在、政治的に混迷の様相を呈する欧州を中心に近年注目を集めているのは、20年以上前に亡くなったブルガリアの預言者、ババ・ヴァンガの予言だ。
幼いころに竜巻に巻き込まれて失明したが、その後予知能力が身についたという、彼女の予言が国外に知れ渡ったのは2014年にブルガリアで政権交代が起きたときからである。
それ以前は、彼女の残した予言があまりに衝撃的なものだったため、ブルガリアの国家機密扱いになっていたのである。
さて、そんなババ・ヴァンガの2020年の予言はアトラスでも以前に少し紹介したが、「プーチン大統領及びドナルド・トランプ大統領の命が危険に晒される」というものがある。また、Mirror Onlineによれば「『化学兵器』がヨーロッパ人に対して使用される可能性がある」という内容のものが存在するらしい。
このことは欧州を舞台に再度戦乱が起きるのではないか、と解釈されている。
彼女の予言に対しては当然否定的な意見もあり、残した予言の文言はあまりにも抽象的であり、解釈する人によって内容が変わるとか、明らかに外れている予言もあるという。
例えば、ババ・ヴァンガの予言で有名なものに「2010年から2014年の間に核戦争が起きる」というものがあったが、これは明らかに外れている。またその結果ヨーロッパが2016年までになくなる、と言われていたのだが、これも外れたことになる。
しかし、この予言については「無くなるヨーロッパとはEU=ヨーロッパ連合のことで、イギリスがEUを離脱し欧州が混乱に陥ることを予言していたのだ」という解釈もあるという。ただし、それでも2016年欧州消滅からはズレている点は否定出来ないのだが……。
果たして今年2020年はどのような年になるのだろうか?
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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