気になる参道 (悪魔の交差点日本版file№18~23) 

№18 夜間立ち入り禁止になった幽霊廃寺(千葉県松戸市)

坂を少し登ると右手に鳥居があり、その鳥居の先には長い間、誰かが進入した形跡がないような細長い階段が見えた。階段の奥の方は、洞窟のように真っ暗で何も見えなかった。鳥居の左下には草木に埋もれた看板が落ちていた。草木をかき分け、看板に書かれている文字を読んでみると「夜9時~朝6時まで境内への立ち入りを禁止します」と書かれていた。

筆者がこの場所を探していた理由は、幽霊が出るので、夜間の立ち入りが禁止された廃寺があるとの情報を得たからに他ならない。それでは境内の様子をご覧頂こう。

幽霊廃寺入口

細長い階段には、落ち葉や枝が散乱していた。

階段の途中、右側の獣道を進んだところに鎮座していた祭壇。

階段の頂上付近に鳥居と祠があった。

獣道の交差点と化した境内。

一番奥に祀られていた神棚。




№19 子之(ねの)神社(千葉県市川市)

亀山天皇の御代である1270年代に建立され、大己貴命(大國主命)が祀られている。
子之神社案内板より

細長い階段

階段頂上の本殿

七五三の参拝が多いようだった。

№20 北方観音(千葉県市川市)

牛馬の供養塔として、江戸末期に建立された。(北方観音案内板より)

交差点角に祀られている観音像。

救世観音とも云われた牛馬の供養塔

№21 かつて、心霊スポットと呼ばれた神社(千葉県某所)

悪霊退散の儀式などが行われる由緒のある古神社であるが、一家心中があった近所の家が廃墟と化してしまったことから、廃墟と一緒に心霊スポットとして有名になってしまった神社である。(※現在、廃墟は撤去されたが空き地になったままである)

階段を登ると細長い参道が続いている。

鳥居

本殿

神社裏側の道路

道路を進み階段を降りて直ぐのところに、廃墟跡の空き地が見える。

№22
安房須神社(千葉県松戸市)
猿田彦命並びに菅原道真命が祀られており、安産・子育て・学問にご利益があると云われる神社。

暗闇にひっそりと見える安房須の文字。

細長い参道

本殿

境内脇の細長い階段(脇参道)




№23 高塚八幡神社(千葉県松戸市)

源頼朝の名馬「池月」が眠る塚の上に祀られた神社

名馬「池月」について

『1180年、源頼朝が石橋山の合戦に敗れて後、再起して鎌倉へ向かう途中ここ千束の大池(今の洗足池)の近く八幡丸の丘に宿営して近隣の味方の参加を待った。

 或る月明けの夜に何処からか一頭の駿馬が陣営に現われ、そのいななく声は天地を振るわすほどであった。家来達がこれを捕えて頼朝に献上した。馬体はたくましくその青毛は、さながら池に映る月光の輝くように美しかった。これを「池月」と命名し頼朝の乗馬とした。

1184年、有名な宇治川の合戦に拝領の名馬池月に佐々木四郎高網が乗り、麿墨に乗った梶原源太景季と先陣を競い、遂に池月が一番乗りの栄誉に輝いた。と、史書に伝えられている。』(千束八幡神社(東京都大田区)案内板より)

細長い参道

参道を奥に進むと二之鳥居がある。

本殿の下には池月が眠り、高塚の地名の由来となった。

境内

<あとがき>

気になる場所ではあるが、一度も足を踏み入れたことがない場所。或いは、普段の通り道であるのに、全く気が付かなかった場所は誰にでもあるだろう。また、地元住民は決して近寄らない、恐ろしい所以のある場所も世の中には沢山存在するのである。

<情報提供のお願い>

悪魔の交差点日本版では、噂がある交差点や道路、橋などの情報を募集しております。情報をお寄せ頂く際には、前世滝沢馬琴のメールアドレス [email protected] までご連絡下さい。皆さまからの情報や感想などを心よりお待ちしております。敬具
 
(文&画像 前世滝沢馬琴 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)


 

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