「別の子供の頭蓋骨」をかぶった状態で埋葬されていた子どもたち 

古代の墳墓遺跡や発掘された人骨からは、現代の我々とは違う古代の死生観や埋葬の文化が見てとれる事が多い。

先日エクアドルで発掘された2100年前の2人の乳児の遺骨は、なんと他の頭蓋骨から作られたヘルメットを着用していたことがわかった。なおこの頭蓋骨というのが、他の子供のものが用いられており、これまで同地域では確認できなかったものだという。




これらの発見は、エクアドルの中央海岸に位置するサランゴの古代遺跡の発掘調査を行っていた考古学者らによるものである。なぜこのような埋葬がされたのかについては推測することしかできないと研究者らは語る。

まず、埋葬された乳児やヘルメットの材料として頭蓋骨を使われた子供たちがなぜ亡くなったのか、正確には分からないからだ。

しかし、頭蓋骨のヘルメットが作られた理由については、おそらく幼くして亡くなった子供の精神(魂)を護るために作られた可能性があると考えられている。遺跡の中からは祖先を象ったとみられる置物も安置されており、この仮説が事実に近いのではないかと考えられているようだ。




また、注目すべき点の1つとして、この子供たちが埋葬された後にその地域が灰で覆われた事が判明しており、壊滅的な火山噴火がこの地域を襲っていた可能性があるという。

「2人の乳児の遺体は、噴火の環境への影響に対する複雑な儀式の一部であったかもしれない」と研究者たちは推測している。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Miguel Angel Cali PIXABAY


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