女が出る (交差点の悪魔 日本版シリーズfile№12~17) 

画像©ウィキペディア 伏姫神と犬江親兵衛。歌川国芳「本朝水滸伝剛勇八百人之一個・犬江親兵衛仁」 より引用

File№12 下着姿の女(埼玉県春日部市金野井大橋)

40年ほど前、警察に一件の電話が入った。それは、千葉県と埼玉県を繋ぐ国道16号線上の金野井大橋から、下着姿の女性が飛び降りたとの通報であった。その後、警察の聞き込み調査により、金野井大橋周辺で下着姿や裸の女性の目撃情報が余りにも多いことが分かり、その話題は新聞や週刊誌などに掲載され、ヌード姿の幽霊を一目見ようとする見物人で賑わい、屋台が出されるなど一世を風靡した伝説の心霊スポットである。

金野井大橋の真下にあり、橋と交差するトンネル。このトンネル周辺では幽霊の目撃情報が多い。

金野井大橋

金野井大橋周辺には墓地が沢山あり不気味だった。
 

File№13 弁天さまとお縫(千葉県松戸市平戸弁天)

平戸弁天に纏わる二百五十年ほど前の物語

「富豪、日暮玄蕃の一人娘のお縫は絶世の美人でしたが、目の下に一つのいぼがあり悩みの種になっていました。広く医者の治療を受けましたが一向に効き目が無く、それを苦にしたお縫は病床に臥す身となってしまいました。母親が小金の天主さまに願かけをしたところ、「大谷口の大阪の下に弁天詞があるから、その弁天さまによく頼むがよい。」と不思議な夢を見たので、熱心に弁天祠を参拝する度に、祠の側で清く沸き出ている水でいぼを洗ったところ、いぼは次第に小さくなり、ついには綺麗に取れたので、玄蕃一家は大喜びして、お礼に立派な弁天さまのお堂を建立ました。

それ以来(元禄七年)、この弁天さまの水でいぼを洗うと、いぼがとれて容姿も美しく麗しくなると云われています。」
参考:平戸弁天(いぼ弁天)案内板

現在は線路と道路の交差点の角付近に弁天祠があり、祠寄りの交差点付近に女性の霊が現れるとの噂がある。弁天さまだろうか?それともお縫の霊だろうか?

いぼとりにご利益があると云われる弁天堂

弁天祠裏側の風景

注:現在、案内板で紹介されているような清く沸き出る水らしきものはありません。




File№14 小金城の姫(千葉県松戸市小金城跡地)

小金城跡地で、小金城主のお姫さまの霊を見たとの情報が入ってきたので早速訪れてみたところ、その日の夜、筆者の夢の中にお姫さまが現れて、「妹君と仲良く暮らしていたのに、急に城が攻め落とされてしまったの。」と話をしていた。

後日、情報を提供して頂いた方にその夢の話をしたところ、「実は先日妹が、妹君の霊が夢枕に立ったと言っていたので不思議だなと思っていたところです。」という話になったので、お姫さまは小金城跡地に埋葬されており、妹君は別の場所に埋葬されてしまい、急に離れ離れになってしまったので悲しいという思いを伝えていたのではないか、そして、その後は筆者も情報提供者もお姫さまの霊を見ていないので、情報提供者の妹さんの夢枕に立った妹君の霊は、皆さんのお祈りのおかげで無事に巡り合えましたというメッセージだったのではないかとの結論に至ったのである。

しかし、疑問は残されたままである・・・

交差点角に小金城跡地の石碑があり、近辺は落ち武者など幽霊の目撃情報も多いようだ。

小金城跡地の石碑

File№15 手児奈姫(千葉県市川市手児奈霊神堂)

手児奈霊神堂に纏わる美少女伝説

 「むかしむかし、手児奈というとても美しい女性がこの土地に住んでいました。あまりにも美しいので何人もの男性から言い寄られ、言い寄った男性の間で争いが絶えなかったことに心を痛め、手児奈は入水自殺をしてしまいました。それを憐れんだ村人たちによってお墓が建てられたことに由来する霊神堂です。」
 
筆者がこの場所を初めて訪れた夜、水色の薄い着物姿で舞を踊る綺麗な若い女性が夢の中に現れて、「参拝に訪れて頂きありがとうございます、この場所は熱心に参拝をする方にご利益がありますよ。」とお礼を言われる不思議な夢を見たので、その後、聞き込み調査をしたところ、この神霊堂で綺麗な女性の霊にお礼を言われたりすることは地元で有名な話のようである。

女性の容姿や目撃場所は一定しないが、清楚で綺麗な若い女性の霊が、鳥居の下で参拝者を歓迎しているという情報が多かった。清楚で綺麗な若い女性なので、神霊堂に伝わる手児奈姫と共通性は高いと言えるだろう。綺麗な若い女性の霊にお礼を言われる非常に珍しい場所である。
参考:手児奈霊神堂案内板

手児奈霊神堂の鳥居、鳥居のすぐ前は交差点になっていた。

手児奈霊神堂

※寺社仏閣が建立される際、結界を張るための石が数か所に埋められている場合があるので、鳥居の下に石が埋められている可能性はあるだろう。

興味のある方は手児奈霊神堂ホームページをご参照下さい。
手児奈霊神堂ホームページURL:http://www.tekona.info/services.html

File№16 夜泣き石と百合姫
(千葉県市川市じゅん菜池緑地公園及び里美公園)

梅と紅葉の名所である、じゅん菜公園に古くから伝わる不思議な伝説

「戦国時代、下総国国府台周辺で争われた国府台合戦に敗れ戦死した里美軍の武将、里美弘次の娘は悲しみのあまり、石にもたれかかりながら泣き続けそのまま死んでしまいました。その後、夜になるとその石から悲しい泣き声が聞こえるようになったので、夜泣き石と呼ばれています。

また、千葉氏の一族である曽谷氏の姫、百合姫は身内の多くが戦死した悲しみから、入水自殺をしました。その後、百合姫が身を投じた池の周辺には沢山の百合の花が咲くようになりました。人々は武将の娘達を供養するための祠を建立し、その祠は姫宮と呼ばれて親しまれています。」

注:じゅん菜公園に祀られていた夜泣き石は現在、里美公園内里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑の側にあります。
参考:じゅん菜公園・里美公園案内板

姫宮はじゅん菜公園正門側T字路の突き当りに祀られている。

姫宮

里美公園の夜泣き石

里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑




File№17 遠い過去を案内する女
(千葉県市川市八幡の藪知らず)

古くは「不知八幡森」と記され、入ると二度と出られない神隠しなど幾つもの伝承があり、現在も入ってはならない禁足地とされ八幡の藪知らずと呼ばれるミステリースポットが存在する。今では新興住宅地の一角に過ぎないが昔は広大な森であり、伝承の一つに水戸黄門が森に迷い込み、謎の女性に出てゆくように諭されたという話がある。

十年ほど前の話になるが、筆者が初めてこの場所を参拝した夜、不思議な夢を見たのである。時代は分からないが、森の中にある高台の建物の中を、着物姿の懐かしい女性に、着物姿の前世の筆者が案内されている光景を真上から眺めている夢だった。それから数年後、その夢の話や伝承などは内緒にしたまま、試しに知人を八幡の藪知らずに連れて行き、翌日になってから知人に何か起こらなかったか聞いてみたところ、「女の人に昭和の街並みを案内される不思議な夢を見た。」と回答が返ってきた。そこで、筆者と知人が見た不思議な夢とはどのような感じであるのか、筆者が見た夢の内容を箇条書きで説明しておこう。

・着物姿の女性は、筆者が知っているはずの女性であるが、女性の名前を思い出せない。
・建物の中では宴会(結婚式)の準備が行われており、沢山の机と食べ物が並んでいた。
・前世の筆者が机の食べ物をつまみ食いしながら歩いていると、案内をしてくれている着物姿の女性に「怒られますよ」と注意をされた。
(着物姿の女性との会話はその時一回だけである。)
・主賓席に進んで行くと、紫色で花或いは星の形※1に赤飯が盛られており、「これは不動明王の結婚式だ。」と思った途端に、高速回転で上から引っ張られる感じで飛び起き、心臓はどきどきしており、上から誰かが引っ張ってくれなかったら死んでいたと思うほど衝撃的な目覚め方であった。
(※1不動明王のパワーはそのような形をしているとの伝承がある)
・夢の最中は、前世の筆者とそれを眺めている今生の筆者の意識が同時に存在していた。言い換えると、自分の意識が2つ同時に存在していた。
・不動明王※2の結婚について検索してみたところ伏姫※3が検索された。
(※2不動威怒明王とも記される)
(※3威「い」と怒「ぬ」で犬になるので、犬に使える人と書いて「伏」となることから、不動明王に生涯仕えて伏姫と呼ばれた女性がいる)
・伏姫について検索したところ、江戸時代の作家である滝沢馬琴の代表作「南総里美八犬伝」に伏姫という妖怪が登場することを知る。

趣旨が変わってしまうので詳細は割愛させて頂くが、八幡の藪知らずで不思議な体験をしたことから滝沢馬琴を調べる運びとなり、生年月日、滝沢馬琴の墓(深光寺)などを調べてみたところ、筆者との不思議な共通性が多いことが分かったので、筆者の前世を追い求める旅が始まったのである。

関連記事があるので興味がある方はURLを参照して下さい。
(ATLAS内)八幡の藪知らず関連記事 

道路と交差している歩道橋の上から撮影

不知八幡森の祠

当時は歩道に数本の大木が生えていたが、最近になり伐採されてしまい残念である。

【情報提供のお願い】

交差点の悪魔日本版シリーズでは、噂がある交差点や道路、橋などの情報を募集しております。情報をお寄せ頂く際には、前世滝沢馬琴のメールアドレス [email protected] までご連絡下さい。皆さまからの情報や感想などを心よりお待ちしております。敬具

(前世滝沢馬琴 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)


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