父の会社で起こった謎のポルターガイスト現象、トイレに男の幽霊が…

投稿 たかしさん

はじめまして。いつもアトラスラジオを楽しく聴かせていただいております。

私は10代の頃、幽霊などを全く信じず、オカルトを全否定していました。年末に放送している超常現象バトルなどを観ていても「あぁ宇宙人とか、幽霊なんてただの幻想じゃないの?自然現象が偶然重なってたまたま変なものが見えただけ」なんて思いながら、がっつり某教授派の目線で番組を観ていました。

しかし、今から10年程前、私が20歳くらいの頃に不思議な現象に遭遇しました。それは私の父が経営している会社の中で起きた出来事です。




当時、父が立ち上げたばかりの会社だった為、学生だった私はアルバイトとして雇ってもらい毎日手伝っていました。

何か月か働いて、パートさん達ともかなり仲良くなってきた頃、何故か幽霊の話題になり、あるパートさんに「ここの会社だけど、めっちゃ幽霊出るよ!結構わたし見てるよ」と言われました。

幽霊を信じてなかった私は「そんなアホな」と思いながら半信半疑で話を聞いていました。

その幽霊が見えるパートさん曰く、2階の作業場で作業をしていると、突然ガタガタガタと椅子やテーブルが異常なくらい振動するそうです。しかし不思議なことに、そのような現象は女性の従業員がいる時にしか起こらないそうです。

例えば作業場に男性が入ってくると必ずその現象がピタっと止み、何事もなかったように静かになるとか。さらに2階のトイレのドアが開いたままの状態でドアと壁との数センチの隙間から男性が覗き込んでいるのを目撃したという話も聞きました。しかし、トイレのドアと壁との間には、明らかに人が入れるスペースはありません。他にも2階の窓に人影が見えたりと、いろいろな話を聞かされました。それでも半信半疑だった私はある日、不思議な体験に遭遇します。

季節は忘れましたが、夜の20時くらいだったと思います。会社には私と同僚以外全員帰宅しており、会社には私と同僚の2人きりでした。2階の作業場で私たちは帰る準備をしている時に、ふと私はパートさんから聞いた不思議現象の話を思い出しました。

突然、私は同僚に「ここの作業場やトイレに男の幽霊が出るらしいよ!」と言いました。しかし、同僚は怖いのが苦手だったみたいなので「えぇ、そんなん言わないでよ!」とそのような感じの会話だったと思いますが、その時私は何故かふざけてみようと思いました。

当時、プロレスラーの髙田延彦さんの「出てこいや!」というフレーズが私たち世代の間で流行っていたので、そのニュアンスで私は「幽霊出てこいや!!」と大声で叫びました。




その言葉を放った直後、作業場のドアから「ドーーーンッ!!!」とびっくりする程の大きな音が鳴り響きました。その音はまるで、人間が怒って壁やドアなどを殴る時のような音でした。私と同僚からドアまでの距離はだいたい2メートルほどだったので、かなり間近で音が聞こえました。

私と同僚は数秒間体が固まりました。

そして同僚は「やばい!やばい!今の何の音?誰も会社いないよね?オレ達だけだよね?」と二人でパニックになって会社から逃げるように飛び出したという体験がありました。

それから私はいろいろな視点から「あの音は一体何だったのか?」と自分なりに考えました。超低周波音による振動の音ではないのか?ただの幻聴ではないのか?風の影響で発した音ではなのか?建物のきしみなどによる音なのか?……

いろいろ考えましたがどれも当てはまりませんでした。明らかに誰かが本気でドアを殴ったような音があの言葉を発した直後のタイミングで鳴るなんてかなり不自然です。私はもしかしたらあの時、本物の幽霊呼び寄せたのかもしれませんね。真相は分かりませんが、あれは私にとって今でも忘れられない体験のひとつです。

それから何年か経って私は宇宙や物理学、量子力学などに興味を持っていろんなドキュメンタリー番組などを観て、今まで知らなかった知識をインプットし、自身でいろいろな物事を考えるようになりました。

宇宙、量子の世界や人間の意識などはまだまだ今の先端科学でもほとんど解明されていないというならば、この世界って何でもありえるんじゃないかなと考えるようになりました。世の中には絶対はなく、固定概念を捨てて、いろんな視点で冷静に自身で考えるということが大切なのではないかなと感じております。

オカルト否定派だった私は今ではオカルトは未来の常識になるのではないかとワクワクしております。

ちなみに10年後の今になって父から聞いて分かったのですが、会社の近くにはお墓があり、2階の作業場は霊道になっているらしく、その霊道のおかげで会社は今も順調なんだと言われました。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Pexels PIXABAY


 

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