尾が3本、足が5本!?古代エジプトの猫のミイラの意味

我々の側で愛されている猫たち。ペットとしての歴史は古く、古代エジプトでは既に飼い猫の記録が存在している。

また、猫は古代エジプトの女神バステトの生きた化身として崇められてもいたため、亡くなった猫はミイラにされ、手厚く葬られていた。これは猫だけに留まらず、現代では古代エジプトの人々は合計で7千万匹以上の動物をミイラにした可能性があったと考えられている。

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そんな古代のミイラの猫をCTスキャンで分析したところ、予期せぬことが明らかになった。

先日、フランスのレンヌにある美術館に保管されていた2500年前に作られた猫のミイラは、1匹の猫のものではなくなんと3匹の猫を寄せ集めて作られたものだったことが判明した。

頭蓋骨は布を丸めたものが代わりに使用され、他にもいくつかの骨が欠落していたが、余分なものもあった。猫のミイラには尾が3つ、後肢が5つあったのだ。まるで異形の猫のミイラを仕立てた姿だった。

この分析結果について、国立研究所のテオファネ・ニコラス氏は「動物のミイラは数百万体出ていますが、中身が判明しているものはわずかです。ミイラの中身が空のものもあれば、骨が1つしかなかったものも、猫のミイラが完全に残っていたものもあります。それを踏まえても、レンヌのミイラは変種です。一部の研究者はこの分析結果を見て、古代エジプトで行われていた詐欺の事例目の当たりにしているのではないか、と考えているようです」と語る。




前述の通り、古代エジプトでは猫は大切に飼われ、死後はミイラにされて埋葬されるほどだった。相当な手間がかかっているため、神官や専門の技術者や費用を必要としていただろうことは想像に難くない。つまり、愛猫の死にかこつけて高額な詐欺が行われていた証拠を、時代を超えて発見してしまったのではないかというのだ。

ニコラス氏は、世界か各地に眠るミイラの分析を進めることで、古代エジプトの様子を更に深く知ることが出来るのではないかと語っている。

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A 2,500-Year-Old Egyptian Cat With Earrings

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©slawek70 PIXABAY


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