御殿場で異世界に迷い込んだ男性

投稿 東京都 おかちめんこさん

ラジオ楽しく拝聴しております。私は子供の頃、母親が語る不思議な話が大好きでした。今回、其のうちの一つを御伝えします。

『神隠し』

い つ:おそらく大正末期
どこで:現在の静岡県御殿場市萩原
だれが:私の義理の伯父(母の姉の夫)の実兄⇒仮にAさんとします




或る日、夕飯時になっても帰ってこないAさんを心配して、家族や近所の人々が周辺を探しましたが見つかりません。消防団や青年団も加わり捜索しましたが、まったく手掛かりはなく、時間ばかりが過ぎて行きました。

そのうち「Aは神隠しにあった」と近所で囁かれるようになり、家族もすっかり諦めていると、突然、夢うつつのAさんが集落に現れました。千鳥足でだいぶ衰弱していたそうです。

家族はAさんに食事と休養を与え、回復した頃合いを見計らって尋ねました。

「何があった?」




するとAさんは、

「歩いていた」

理由も目的地も分からぬまま、何かに追い立てられるように、ひたすら歩き続け、空腹になれば、お墓や御地蔵さんの御供え物を頂き、喉が渇けば川の水を啜り、疲れれば御堂などで眠ったそうです。

また、帰宅しようという意思もキッカケも無く、いつの間にか見慣れた景色の中を歩いていたそうです。

行方不明の小学生もひょっこり帰ってくることを切に望みます。

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(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©DarkWorkX PIXABAY


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