転職した先のスーパーにいた幽霊

投稿 宮城 元葬儀屋さん

敏太郎先生、いつも興味深い配信有難う御座います。私は前回、牡鹿半島コバルトラインの「ダイダラボッチ」についてメールをさせて頂いた、宮城県の元葬儀屋です。前回の「ダイダラボッチ」の体験は私の妻と私の体験でした。これからも数々の体験を少しづつお話ししていきたいと考えております。

そもそもわたくしは怖がりで、心霊の話などは全く興味がありませんでしたが、私が初めて幽霊を見たのが高校生の時でありました。

季節は夏で私の家に遊びに来ていた友人と近くの自動販売機まで徒歩でジュースを買いに行ったときの事です。私の家は県道に面している場所に御座いまして、夜の9時頃ではなかったかと思います。自宅から歩いて200メートルくらいの場所に自販機があって友人とそこでジュースを買っての帰り道の事です。

なかなかの田舎なので、県道とはいえ、車の往来はほとんどなく、車道を二人で歩いて自宅へ戻る途中の事です。行く時は気にならなかったのですが、前方約30メートル右手の方向にお通夜の提灯の灯りが灯っているのが見え、前方へ目線を戻すと、黒い人の影だけがお通夜の家の門から現れ道路を横断し左側に消えていったのが見えました。

それが私が幽霊を見た初めての体験ですが、その黒い人を見た瞬間、何を見たのか頭で処理しきれず、友人がいるのに全くの無言になってしまいました。

私の自宅に戻り、落ち着いたころに私は、お通夜の家の前で何かを見なかったのか友人に尋ねました。すると友人は「お通夜の家の玄関の上の屋根に黒い人が座っていたのが見えた」と答えたために私はさらに驚きました。

その後、私は埼玉の大学へ行く為に引っ越し、当時住んでいたアパートの不可思議な事があり、そこで親友を亡くした事がきっかけで心霊に対して興味を持ち始めたのです。それらの話はまた別の機会にお話し致します。




今回は「転職したらスーパーに女の幽霊がいた」という体験です。転職した会社に油冷がいたケースは他にもありますが今回がスーパーマーケットチェーンでの体験をお話しします。

私がスーパーマーケットチェーンに転職したばかりの日のお昼休みの事、休憩室でランチをとっていたところでした。すると、隣にいた女性社員が私に話しかけてきたのです。

「ここの店に幽霊がいるの知ってます?」 

私はその社員の意外な言葉に驚きましたが、この店舗の作業場に幽霊がいて、とにかくできる事は作業場や店の周りに盛り塩をするという事でお昼休みになにやら相談していたのでした。

生鮮の作業場では作業中の社員を後ろから引っ張り、ドアが勝手に開いたり、通路を行き来したり、店内を足だけが歩いているという証言が次々に出てきました。そんな中で私は店長業務を覚える為に広い店内を一人で火器、戸締り、セキュリティ、PC締め作業を覚える為に各作業場を点検していると、今度は別の社員がその幽霊について話てくれました。

その霊というのは、青果の作業場の中から出入口の扉についているマジックミラーを通して店内をのぞくと、卵売り場のところに白い服を着た女性の霊が見える事があるとの話が聞けました。

幽霊の情報が増える中の或る日の事です。深夜、冷蔵設備の異常でセキュリティが働き、店長の自宅にセキュリティ会社から連絡が入りました。すぐに店長は深夜の店舗に一人で出勤し、冷蔵庫の修理業者が来るまで休憩室で待つことになりました。

たった一人で休憩室でテレビを見ながら待っていると、休憩室の隣の隣の部屋の壁をたたく音が聞こえてきたそうです。壁をものすごい力でドーン・・・ドーンと何度も何度もたたくのだそうです。もちろん作業場には誰もいません。店長は恐怖で仕方がなくテレビの音量を最大にして気を紛らわしながら修理業者が来るのを待ったそうです。

店長は翌日にその出来事を私に話しました。そんな恐怖が日ごとに増していく環境でまたさらなる事が起きたのです。

その日は私は店舗のカギ閉めで店内のレジ締めが終わり、店内を全て消灯、段取りよく各作業場のガス、消灯、施錠を確認、他の社員も全て退社し、あとは店長室と休憩室の電気だけを残し、他の通路や作業室も真っ暗にして他の残業していた社員と三人で休憩室で作業をしておりましたところ、休憩室の入り口扉の曇りガラスにドアの外の消灯した通路を出口から店内方向へ白い何
かが移動したのが見えたのです。

すぐさま他の二名の社員に「誰かが今ドアの向こうを通ったぞ」と大きな声で告げ、ドアを開け暗い通路を確認したのですが、誰の姿もありません。我々の他の社員が何か忘れ物をしたのか、それとも不審者の侵入なのか・・・すると、他の社員が忘れ物を取りに戻ってきたという予測はすぐに消え、残るは不審者の侵入か、幽霊かと心の中で考えるようになりました。

対応としては、セキュリティをセットして、もし侵入者がいるならば赤外線に感知させることだと考え、その日は早々に他の社員に退社してもらい、自分もセキュリティをセットして帰宅しました。翌日はセキュリティ会社から何の異常の報告もなかったために、これは昨日曇りガラスの向こうに見えたのは幽霊なのだと確信しました。




日ごとに幽霊に対する恐怖が増幅されていくものだと感じながらその日も閉店作業をしておりました。全てのレジ締め、店内消灯、作業場消灯、火器点検を済ませ、私の他の社員は全て退社し、私はここからの15分間でPCの当日作業締めの業務をしてからPCが正常にシャットダウンするのを見届けて帰る事が任務です。

幽霊スーパーでたった一人で仕事をしなければならない恐怖はそうとうなものです。いつもの事ですが、業者の搬入口の大きなシャッターの段差をなくすための大きな鉄板が、時々バーンとなるのです。

これは検証したのですが、この音はだれかが故意に大きな鉄板を上に上げてから落とさなければバーンとはならないのです。その鉄板の上でいくら飛び跳ねても音はしません、そんな鉄板がバーンとなる音が15メートル程離れた場所で鳴っているのです。それと重なり、天井がドン・・・ドンと鳴る音が聞こえ、その音が遠くからだんだん自分の方に近づいてくるのです。

『ああ・・やばいな・・だんだん天井から鳴る音が近づいてくる』そう心で感じながらPCの画面が終了になるのを待っているのです。PC作業が正常終了しないと翌日のレジが異常をきたしレジが使えなくなるので、レジシステムのPC清算終了業務は重要な作業なのです。でも怖くて店長室のガラス窓から倉庫の廊下を見る事もできません。

その後、初めて体験する恐怖が襲ってきました。

頭の中に『キャーーーー』と女の声が聞こえてきたのです。その声は耳から聞こえてくるものではなく、頭の中に直接響いてきました。私はパニックになりそうだったのですが、ラジオのスイッチを入れてボリューム上げました。なんとか女の声は響かなくなったのですが、恐怖のままPCを見つめておりました。

『こんなところでPCが正常終了しなかったらどうしよう』という恐怖も重なったのですが、PCの画面に正常終了の文字が出てPCは無事にシャットダウン出来ました。わたしは一目散に後ろを振り返ることなくセキュリティをセットして帰りました。その後、私は別の店に転勤になり安心したのですが、そのお店は別の店に姿を変え今でも存在します。

まだまだ私自身の心霊体験がございますのでまたメールします。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Benjamin Balazs PIXABAY


 

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