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ロボットやAIの軍事利用規制に関する条約、国連で呼びかける
- 2019/10/24
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アトラスでは過去に、ロシアが拳銃を撃てるロボットを国際宇宙ステーションに送り込む事を報告した。
ロボットやAIの軍事利用に関してはどの国も研究・検討を重ねており、アメリカ軍もProject Quarterbackを発表している。勿論、人工知能を軍事ユニットに搭載する危険性について問題視している人は少なくない。
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先日、あるグループが人間の介入なしで戦闘に入ることができる航空、陸および海の航空機を規制する条約を起草するよう国際社会に向け、国連の会議にて呼びかけを行った。
地雷禁止国際キャンペーンでの仕事で1997年にノーベル平和賞を受賞したジョディ・ウィリアムズ氏は、このグループを代表して生死の決定をAIに任せる事は非倫理的であり、決して元に戻すことが出来ない危険な事であると述べた。
彼女らのグループによる自走戦闘車や殺人ロボットを止めるキャンペーンに賛同する人々もいるがまだ少数であり、ロシアとアメリカはこの潮流に反対しているという。
また、彼女らは誤射などの間違いがあった場合、また戦争犯罪が犯された場合、誰が責任を負うかを判断することが困難になる点に対しても指摘する。
「完全に自律的な武器によって引き起こされた違法行為に対して責任を負うことができるのが誰になるのかは今のところ不明です。プログラマ、製造業者、指揮官、または機械自体になるのでしょうか?この説明責任のギャップは、特に被害者にとって、正義を保証することを難しくします」
SFの世界の産物だった自動で動く殺人機械たち。今まさに導入されようとしているが、それには多くの検討と慎重な態度が必要となりそうだ。
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(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Andrea Wierer PIXABAY